自分より明らかに仕事ができない人が出世した話。

あー、なんか悔しい。
別に出世したい訳でもないし、自分が仕事がデキる男と思っている訳でもない。
ただ、明らかに仕事ができない同僚が先に出世するのには腹が立たしい…

「自分の働きは認められていないのではないか?」と不安にもなりますし、仕事ができない人が出世することはモチベーションが下がります。

私は不動産会社の経理部で働く34歳主任。
同じくらいの年齢の人は役職なし(平社員)の人もいますが、係長に昇進している人もいます。

出世とは何なのでしょうか。
今までの社会人人生を振返り、色々と考えてみることにしました。

人事考課は上司によって全然ちがう。

私の会社の場合、評価の高い順にS→A→B→C→D→Eとランクわけがされます。
真面目に働いているほとんどの人はB、Cのどちらかに分けられます。

過去には社内の上位10%くらいしか貰えないというA評価を頂いたこともありますが、下位10%くらいしか付かないというD評価になったこともあります。

実はD評価のときが最も苦労し、頑張っていました。(管理部門なので営業成績はありません)
自己採点ではこの時の自分に最高点をあげても良いくらいです。
一方A評価のときには、適当に仕事をしていました。正直手を抜いていたにも関わらず良い評価でした。

この差は上司の違いです。
A評価を与えた上司は非常に優しく、かなり緩い上司。
部下に任せるタイプで、あまり真剣に部下を見ていたようには思えませんでした。結果、あまり頑張っていないのにA評価。
その後異動した部署でD評価を与えた上司は社内でも非常に厳しくて有名な人。
怒られるのが怖くて必死で仕事をしていましたがその評価は低かったです。1つでもミスをすれば人事評価にもマイナスを付けられました。

評価は自分でするものではなく上司がするもの。
とはいえ、過去の頑張っていなかった自分よりも評価がガクンと下がるのは凹みます。
他人と比較した優劣はわかりませんが、過去の自分と今の自分を比較した優劣はわかります。

人事評価なんて上司によってまるで違うということですね。











そもそも、「出世=仕事ができる」なのだろうか。

評価が出世に繋がるのは当たり前ですが、評価が高いのに出世できない人もいます。

ひとつはタイミングの問題で、ポストが空いているかどうか。
たとえば、経理部として評価が高くても経理課長がいる場合。この課長が異動・退職・定年にならない限りは昇進できません。
かと言って経理部で評価が高かった人をシステム課長にする訳にもいきません。

そしてもう一つはマネージャーとしての評価。
プレーヤーとして優秀であっても、マネージャーとしては相応しくない人もいます。
これは部内や周囲から支持を得ているかどうかが非常に重要だと感じます。

明らかに仕事ができない人は、もしかすると「上司として部下に仕事をさせるのが上手い」人なのかもしれません。

部署が変われば評価は下がるのが普通ではないだろうか。

部署が変わればこれまでの実績もスキルもリセットされます。

例えば、経理部で働く人が人事異動で営業部に異動になったら。
せっかく取得した簿記検定も、税金計算のスキルも、会計ソフトを扱うスキルも営業部ではほとんど役に立ちませんし、評価の対象にはなりません。
異動先の営業部では、営業マナー、商品知識、プレゼン能力など経理部では必要なかった知識・スキルを1から学ばなくてはなりません。
当然、最初から出来る訳もなく、異動して最初の年は低い評価になることはあるあるです。

異動が多い人は、異動の度にこういった努力をしているにも関わらず「部署では新人だから仕方ない。」との理由だけで低評価。
一方で同じ部署に居続けるベテランは、上司よりも部署経験が長くプレーヤーとしてのスキルは上司を上回ることもあります。
こういったベテランには上司も低い評価をつけにくいです。普段わからないことを部下に聞いてばかりなのに、低い評価などつけられないですよね。

異動の頻度によっても人事評価が変わるのも仕方のないことなのでしょうか。
何かおかしい気がします。

部内メンバーとの相対評価にならざるを得ない。

これもあるある話です。
部内のメンバーが優秀だと誰かは悪い評価がつき、反対に部内メンバーが全員仕事が出来ない場合、その中でマシな人が評価を受ける。

つまり、本社の経営企画部や商品開発部といった社内でもエリートが集まりやすい部署では厳しい評価を受けやすかったりするのは事実ではないでしょうか。

エリート部署で上司になる人は大抵厳しい人。簡単に良い評価は貰えないでしょう。

結論:出世なんて運だ。(と思い込むことにしよう)

こうして考えてみると、会社なんて理不尽なことばかり。
でも、部下は上司を選べないし、会社員である以上異動命令に従って与えられた仕事をしなくてはならないのだから仕方ないと諦めるしかないのでしょう。 

所詮、出世なんて最後は運。
どんなに頑張ったって優秀だって出世できない時はある。
そんな不確実なものに固執して一喜一憂する方が馬鹿らしいのではないでしょうか。

まぁこれも負け犬の遠吠えなんですね。
でも、そう思うことでしか自分の精神状態をコントロールできないのです。

とはいえ、明らかに仕事ができない人が上位役職で偉そうにしているのに腹が立つことには何ら変わりません。