【難関資格】中小企業診断士の資格取得で出世は出来る?

経営コンサルティングの唯一の国家資格である中小企業診断士。
資格学校のパンフレットなどでは独立できる資格として人気というキャッチフレーズもあります。

中小企業診断士のように資格名の末尾に「士」がつく資格は独立できる資格が多いです。
代表的な資格では、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、不動産鑑定士など…
これらの士業は資格取得後に独立する人が大多数です。

しかし、中小企業診断士は少し色が違います。
難関資格を取得しても経営コンサルタントとして独立する人はいなく、会社員として出世(昇進)を目指す人が取得するケースがかなり多いようです。

当記事では、中小企業診断士資格取得と出世について書き綴ります。

中小企業診断士で独立する人の比率

中小企業診断士の資格取得者で会社員として働く「企業内診断士」は約55%程度だそうです。
せっかく難関資格を取得したのに独立はせず、会社員のまま一生を過ごす人が多いようです。

中小企業診断士という名前からは想像つきにくいでしょうが、資格取得者は大企業で働く人が多いようです。
元々中小企業診断士は経営に関するトータル知識を習得し、中小企業の経営支援を行う為の資格です。

しかし、習得した知識はどの企業でも役立つ普遍的なものである為、経営支援しなくとも自社のマネジメントにも役立つのです。
大企業サラリーマンがこの中小企業診断士を習得する理由は、昇進してマネジメント職に就く上で役立つからでしょう。











診断士は何故独立しないのか。

他の士業と大きく異なるのは、残念ながら中小企業診断士には独占業務がないことです。
経営コンサルティング業務をあえて中小企業診断士に依頼する意味はあまりないのです。
勿論、中小企業診断士という資格があることでクライアントに安心感を与えることは出来るのですが…

ハッキリ言うと、何の実績もなく中小企業診断士の資格を取得してコンサルティング事務所を立て上げたところでクライアントは1人も付かないでしょう。

独立してもすぐに仕事がある人は、元々コンサルファーム等で実績を作りクライアントを持っている人や、税理士や社労士などとダブルライセンスで中小企業診断士を取得した人くらいでしょうか。

たとえコンサルティング業務依頼を受けたとしても単発で終わることが多く、弁護士や税理士のように顧問契約にならない為、安定的な収入確保が難しいのです。

資格学校の広告では「独立もできる資格」として起業願望や独立願望のある人を呼び込んでいますが、実際に独立する人は一握り。
こういった広告は生徒を呼び込むためのセールスに過ぎません。
経営コンサルティングというカタチのない世界で成功する難易度はかなり高いのです。

サラリーマンが中小企業診断士を取りたがる理由は?

出世もしくは転職の為が大半でしょう。
某ランキングでは「ビジネスマンが取得したい資格」の上位に中小企業診断士が挙げられます。

中小企業診断士はビジネスマンとして必要な知識・スキルが総合的に身につく為、この資格を取得することは会社員である以上ほとんどの部署で評価に値します。

会社によっては表彰対象となったり、管理職昇進試験で加点評価になったりします。
知識やスキルだけに留まらず、働きながら難関資格にチャレンジすること自体が向上心の高さを評価され、出世に繋がります。

また、会社の業績が悪化したり倒産やリストラに備え、中小企業診断士の資格を持っておくことは転職に役立ちます。
難関資格であり知名度も高まっているだけに、企業の採用担当の人事部員が中小企業診断士を知らないことはないでしょう。
履歴書や職務経歴書に載せればひと際目を引くことでしょう。

今すぐに転職を考えていなくても、将来的なリスクに備えて資格取得する人も多いようです。

名刺に中小企業診断士を記載すれば効果的

難関資格である中小企業診断士は堂々と名刺に載せることができます。
わかる人にはわかる資格です。

名刺交換の際、中小企業診断士の名前を見て一目置く人も多いでしょう。
少なくとも、「頭が良い人」というイメージを与えることができます。

社内としても難関資格を名刺に記載できる人材を管理職に置くことで起業のイメージアップに繋がります。
名刺交換する機会の多い営業マンなら、なおさら中小企業診断士はオススメです。

【関連記事】営業職が中小企業診断士になるメリットまとめ

果たして「中小企業診断士=出世対象」なの?

いくら難関資格取得とはいえ、中小企業診断士を取得したからというだけで出世とは限りません。
日常業務の評価があってこそ中小企業診断士資格も評価に加点され出世対象となります。

特に企業内経営コンサルタントとしての役割を果たす経営企画部などでは評価されやすいでしょう。

学んだ知識やスキルで出世できる?

中小企業診断士の勉強を始める前と比較し資格取得後は仕事のスキルも向上しているはずです。
よって、勉強することで自然と会社で活躍出来るようになり出世できる可能性が高まるでしょう。

特に二次試験では企業の課題解決について論述形式で出題されます。
このスキルは自社の課題発見をし、解決策を考案するという実務に直結する内容です。
決してカンタンではありませんが、勉強しておいて損はないでしょう。

どんなタイミングで中小企業診断士を取得すれば昇進できる?

30代後半から40代がベストタイミングと考えます。
その理由はマネージャーや管理職へ昇進候補となるタイミングが多いからです。

20代で中小企業診断士取得は少々時期尚早で、ただの頭でっかちに思われかねません。
ビジネス経験をひと通り積み、昇進タイミングで中小企業診断士を取得すればアピール材料になるでしょう。

中小企業診断士で得た知識はマネジメント層に近くなるほど役立ちます。
一般職から管理職への昇進、管理職から役員への昇進タイミングで取得すると良いでしょう。

時代が変わるのを待とう

世間的にはまだまだ中小企業診断士の知名度は低いです。
同等レベルの資格では社労士や行政書士は知られていても、中小企業診断士は名前すら知らないという人も多いです。

とはいえ、ここ数年で中小企業診断士の知名度も徐々に高まってきています。
このまま資格の人気が上がれば、「中小企業診断士=凄い資格」という認知が高まり、出世対象の資格となるでしょう。

【まとめ】出世願望のある人は中小企業診断士を勉強しておくと良い

中小企業診断士はどんな会社でも職種でも、出世のアピールポイントになる資格だと思います。

また、出世がゴールではなく、出世してからどんな良い仕事が出来るかも重要です。
出世して管理職や役員など立場が上がれば上がるほど、マネジメントをする上で経営に関する幅広い知識が必要となります。
経営知識がないと仮に出世出来たとしても苦しむこととなるでしょう。

中小企業診断士を勉強しておくことは、出世してからも役立ちます。
働きながらもコツコツと勉強できる資格なので、サラリーマンは是非チャレンジしてみることをオススメします。