20代で経営企画部に異動して良かったこと9つ

私は29歳から32歳までの約3年半、不動産会社の経営企画部員として働きました。

経営企画部は会社の戦略を立案する花形部署であり、求められるレベルは非常に高い部署です。
大抵は営業、企画、管理部門などで経験を積み、ベテランになってから一握りの人が経営企画部に異動になるケースが多いです。

ただ、幸か不幸か私の場合は20代の若手にして突然の辞令により経営企画部に異動になりました。
地方の営業所(店舗)で不動産営業マンをしていた私が、希望もしていない本社の経営企画部に異動の内示が出たとき、それはそれはビックリしました。
周りの社員からは「栄転だね!おめでとう!」なんて言われたり…

私の会社では20代の経営企画部員は一人だけで、最若手でした。
経営企画部で働いた約3年半は大変だったことも山程ありますが、当記事では良かったことをまとめます。

20代の若手で経営企画部を経験したからこそ、良かったと思えることを書き綴ります。

社内で一気に有名になれたこと

20代にして経営企画部に異動は私の会社では珍しく、一気に名が知れ渡りました。
地方営業所のそこそこの営業成績の平社員営業マンの名前など、異動前は本社の人間は殆ど知らなかったことでしょう。

社長や役員と話すのは未だに緊張もしますが、経営企画部にいたこともあり異動した今でも仲良く話しかけてくれます。
当時は20代だったこともあり、色んなミスや無礼も多目に見てくれていたことでしょう。
これが40代、50代だったらとてつもなく怒られていたことでしょう。











経営会議に参加したこと

社長や役員が会社の重要決議をする経営会議。
普通の20代社員は会議室に入ることすら許されません。

経営企画部はこの経営会議の運営事務局となる為、必ず出席します。

経営会議では社長や役員が真剣に議論し、時には数億円のお金を動かす決断をします。
身を持って、会社経営がどのようにして動いていくのかを学ぶことが出来ました。

また、毎回経営会議に出席していると、「この議題は社長からバッシングを受ける」とか「この資料は数字の根拠がないからツッコミが入る」とか、そんなことまでわかるようになってくるものです。

20代の頃にこういった経営視点が身についたことはかけがえのない経験です。

自分の無力さを知れたこと

正直、営業所にいた頃の営業成績は同年代の営業マンの中では割と上位な方でした。
何となく仕事が出来る気になっていましたし、本社の経営企画部に異動内示が出たときも、「やっぱり俺は仕事の才能があるんだ!」と自信に満ち溢れていました。

しかし、本社の経営企画部は次元が違いました。
明らかに周りの社員の頭脳レベルが高くて話にもついていけませんでした。
何と例えたら良いのかわかりませんが、私の頭の中で考えていることなど全て見透かされているような感じでした。

この経験をしたことで自分の無力さを知り、謙虚になれました。
そしてもっと頑張らなきゃいけないと痛感させられました。

ロジカルシンキングを学べたこと

経営企画部の仕事の基本はロジカルシンキングだと思います。
数々の経営数値を分析し報告資料を作成するのは、これまで営業職時代に経験したどんな資料作成よりも数倍頭を使いました。

「この数字の根拠は何か」
「上司や役員はこの資料を見てどこをツッコむか」
「過去や業界他社と比較して良いのか・悪いのか」
「予算を達成していない理由は何か・そもそも予算編成がどうなっているのか」
「今後の見通しはどうか。その見通しはどんな根拠があり、どれくらいのブレ幅まで想定出来るのか」

提出用の資料とは別に、どこを質問(ツッコミ)されても良いように裏の資料も作成します。
細かいところをダメ出しされすぎてツライことも多々ありましたが、こんな経験があったからこそ今はどんな仕事でもロジカルシンキングが出来るようになったと自負しています。

エクセルのスキルが異常にアップしたこと

先述したとおり、経営企画部では大量の経営数値を扱い(計数管理)データ分析をします。
特にエクセルは多様します。

恥ずかしながら異動前の営業職時代にはエクセルの関数と言えば、SUMやAVERAGEくらいしか知りませんでした。
これが経営企画部に異動したとたんに、いきなりエクセルのテキストを渡され「読んでくるように」と課題を出されました。

1年経営企画部で仕事をすると、VLOOKUPは勿論、マクロまで使いこなせるようになります。
他部署の人にエクセルについて質問を受け、エクセル先生のようになり頼られます。

言うまでもなくエクセルのスキルは他の部署でも他の会社でも使える普遍的なスキル。
20代のうちに経営企画部で学べて良かったと思います。

文章力が圧倒的に高まったこと

経営企画部が送信するメールは社長はじめ全社員宛に送られるものも沢山あります。
誤字脱字は勿論のこと、「て・に・を・は」や日本語の細かい表現にまで非常に気を遣います。
異動前の営業職時代はそこまで深く考えなかった日本語について真剣に考えました。

特に経営会議においては、資料の添削や会議議事録作成も経営企画部が担います。
経営会議議事録は会社の方向性を決定づける重要なものとなります。

経営企画部に異動になったことで日本語までも上達しました。

親戚や友人に自慢できること

本社勤務×経営企画部というだけで自慢できます。
周りの友達や親戚の中には医者、弁護士、起業家など凄い友達も沢山います。
ただの平凡な不動産営業マンだった私はどこか劣等感がありました。

本社の経営企画部に異動したとき、周りの友達からも「凄い」と言ってもらえることがちょっとした誇りでした。
大袈裟なのは間違いないですが、経営企画部というと「将来の社長候補」なんてことまで言われました。

合コンでモテたこと

自己紹介で「経営企画部で働いている」と言うと、「すごい!エリート!」「頭良さそう!」とモテます。

会社勤めのOLさんなら経営企画部と言えば何となく伝わります.
合コン相手のが看護師、保育士、美容師などの女性の場合、そもそも知られていなかったりもしましたが…

20代の頃は割と合コンに行く頻度も高かったので、若いころに経営企画部に異動して良かったと思いました。

立派な職歴が出来たこと

20代で本社の経営企画部で3年半働いた職歴は転職する際にもアピールポイントになるはずです。

勿論、これだけで簡単に良い転職が出来るとは思えませんが胸を貼って履歴書に書ける職歴だとは自負しています。
何故なら能力のない人間を経営企画部に異動させる会社はないからです。
経営企画部で働いたというだけで、少なくとも会社からは期待されているという証になるのではないでしょうか。

私自身も転職の機会があれば、他社の経営企画部にチャレンジしてみたいと考えています。

中小企業診断士の一次試験に合格したこと

私は経営企画部に在籍中に難関資格である中小企業診断士の一次試験に合格することが出来ました。

中小企業診断士は、経営理論、財務会計、運営管理、法務、情報システム、経済学など経営に関する知識を包括的に学べる国家資格。
経営企画部の実務にも大いに役立つ為、モチベーション高く勉強することができ、2年間で一次試験に合格しました。

結局、さらに難関である論述形式の二次試験には合格出来ず中小企業診断士を挫折することになったことは残念ですが…
もし経営企画部に異動していなければ一次試験すら合格は出来ていなかったと思います。

中小企業診断士を勉強したことは、どんな仕事にも役立つ知識や考え方を身につけることが出来たので良かったと思っています。











さいごに:大変なことも厳しかったことも全部ひっくるめて、良かった

不思議と20代で経営企画部に異動して良かったことはスラスラと書き綴ることが出来ました。

こうやって書いてみると経営企画部は勝ち組で良いことばかりのようにも思えますが、その仕事は本当に大変で苦労してばかりでした。
でもそんな想いも若い20代のうちから経験出来たことは貴重な財産です。

40代で経営企画部に異動になった先輩は、当然20代の私よりも厳しく当たられ、怒られてばかりで可哀想でした。
若い頃に厳しい世界に身を置くことは大切だと実感しました。

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