【出世街道】経営企画部に役立つ資格まとめ

経営企画部(経営戦略部、事業戦略部など会社によって呼び方は様々です)の仕事内容は多岐に渡ります。

会社の経営数値を分析・課題抽出し、未来を予測し戦略を立てるのが経営企画部。
難しい仕事をこなすには実務経験を積んでいくのが最も大切なことは言うまでもありません。
ただ、知識向上の為には自主的に勉強することも必要不可欠。

経営企画部に役立つ資格をまとめてみます。
当記事を書くのは元経営企画部員。
資格マニア気味で、多くの資格取得もしました。一方で残念ながら挫折した資格も沢山…

そんな経営企画部時代の経験と資格マニアの視点から分析します。

中小企業診断士 オススメ度:☆☆☆☆☆

日本版MBAとも言われる難関資格。
経営者として必要な知識を網羅的にカバーできる人気資格。
中小企業診断士二次試験では経営課題に対する具体的解決策を論述形式で回答。

知識・スキル向上は勿論、経営企画部としては大いに箔が付く資格です。

■中小企業診断士データ
出題分野:経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策
合格率:1次試験約20%、2次試験約20%
必要勉強時間:2,000時間以上
試験回数:年1回

二次試験が難関で、中小企業診断士を挫折する人も沢山います。

経営企画部の業務自体が経営に関する総合知識を要します。
難関資格ではありますが、実は科目ひとつひとつはそれ程深い知識は問われません。
浅く広く、経営について学べる資格と言えるでしょう。











経営士(経営士補) オススメ度:☆☆☆

少し知名度は下がりますが、その名のとおり経営コンサルタントの難関資格の一つ。
中小企業診断士同様、経営に関する幅広い知識が問われます。

受験資格として、経理管理の実務が5年以上必要です。

■経営士データ
出題分野:経営、生産、販売マーケティング、人事、財務、情報
合格率:約70%
必要勉強時間:1,000時間以上
試験回数:年2回

経営士合格後は高額な入会金や年会費がかかるのがネックです。
経営企画部としての経験を積んだら資格取得を考えてみても良いでしょう。

簿記検定 オススメ度:☆☆☆☆

超メジャーな会計資格、簿記検定。
経理部に必要な資格のイメージが強いですが、経営企画部でも役立ちます。

たしかに、会計伝票を作成したり出納帳を付けるのは経理部であり経営企画部の仕事ではありません。
とはいえ、会計の基礎を理解できない限りは経営数値を読み解くことは出来ません。

経営の基本はお金の流れです。
どうやって会社の決算書が作られていくかを理解することで、よりリアルに財務諸表を読み解き経営戦略立案に役立ちます。

経営企画部としては最低でも簿記2級レベルの知識習得はしておかないと会議の場で話が通じません。
簿記1級は経理のプロフェッショナルとなるので、そこまで必須とは思いませんが、取得すれば経営企画部員の中でもお金に強いというイメージが出来るでしょう。

■日商簿記検定2級データ
出題分野:商業簿記、工業簿記
合格率:約30%
必要勉強時間:約200時間
試験回数:年3回

簿記2級はしっかりと勉強すれば独学でも合格できる資格です。
筆者自身も経営企画部員時代は簿記知識が非常に役立ちました。
周りの経営企画部員でも簿記の勉強をしているメンバーは多かったです。

プロフェッショナルCFO オススメ度:☆☆☆

他の資格と比較して知名度が下がりますが、財務戦略立案のエキスパート資格であるプロフェッショナルCFO。
経営企画部の実務的には経理の仕訳を考える簿記検定よりも、決算数値より社内の経営状況を分析し戦略立案する能力の方が必要とされます。

とはいえ、簿記知識が全くないとプロフェッショナルCFOにチャレンジするのは難しいので、簿記の勉強をしてから臨むと良いでしょう。

■日商簿記検定2級データ
出題分野:財務理論に関する基礎知識、経営計画と財務マネジメント、企業価値評価と経営への応用、財務面での課題解決手法とその応用
合格率:約50% (非公開)
必要勉強時間:約200時間
試験回数:通年実施

情報が不明な部分が多いですが、受験資格がないことや通年実施していることを考えると取得しやすい資格と言えます。
特に経営計画の分野は経営企画部としては勉強しておきたいところ。

財務面に強い経営企画部員になる為にオススメの資格です。

FP技能士(ファイナンシャルプランナー) オススメ度:☆☆

会社経営とお金は切り離せません。
お金について深く知っていることは経営企画部員としての強みになるでしょう。

ただし、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)は個人の保険相談やライフプランニングがメインになる資格です。
経営企画部の実務に直結して役立つ分野はごく僅かです。
株、企業の資金調達などの分野は経営企画部でも役立つ部分があります。

■FP2級データ
出題分野:ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継
合格率:約35%
必要勉強時間:約200時間
試験回数:年3回

優先順位としては他の財務会計系の資格取得後にチャレンジで良いと思います。
自身の生活に役立つ部分も多いので、経営企画部の仕事に役立つのはオマケくらいのつもりで取得すると良いでしょう。

ビジネス実務法務検定 オススメ度:☆☆☆

経営企画部は社長はじめ役員との折衝が多い部署。
経営会議にも出席する経営企画部は法律用語を理解していないとついていけない部分も多々あります。

ビジネス実務法務検定(ビジ法)は3級から1級までありますが、経営企画部としては最低2級(ビジネス法務エキスパート)取得がオススメです。
企業経営においてコンプライアンスやリスクマネジメントが重要視される時代だからこそ必要な資格です。

■ビジネス実務法務検定2級データ
出題分野:ビジネス法務の実務、取引を行う主体、会社取引の法務、会社財産の管理と法律、債権の管理と回収、企業活動に関する法規制、会社と従業員の関係、ビジネスと個人のかかわり、紛争の解決方法、国際法務(渉外法務)
合格率:約25%
必要勉強時間:約100時間
試験回数:年2回

企業によっては管理職への昇進条件とされているケースもあるようです。
資格を取得することが経営企画部としての評価に直結するかは分かりませんが、これらの知識は経営企画部としてはかなり役立つはずです。

Microsoft Office Specialist オススメ度:☆☆

経営企画部は事務職です。
エクセル、ワード、パワーポイントなどは使いこなせて当たり前。

資格を持っていることで経営企画部としての箔が付くことはありませんが、事務処理のスピードが上がることは経営企画部の実務に役立つことは間違いありません。
また、会社は学校ではありません。
経営企画部がパソコンの基本知識を仕事中に先輩が教えてくれるということはありません。
自分で学習するしかないのです。

Microsoft Office Specialist(以下、MOS)は事務職では知名度の高い資格で、転職市場に於いても一定の評価が得られます。
資格取得難易度は易しい為、短時間でも取得可能ということを考慮すると、非常にオススメの資格と言えます。

■MOSデータ
出題分野:Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook
合格率:不明
必要勉強時間:約40時間
試験回数:通年実施

出題分野はそれぞれ1分野ずつ資格取得することが可能です。
経営企画における計数管理においてはエクセルを駆使して大量のデータを扱います。
優先順位を付けるとしたら、最優先でMOSのエクセルの資格取得をすることをオススメします。

その他役立つ資格

筆者が取得していない資格ですが、持っていたら経営企画部の仕事に役立つであよう資格をまとめました。

・MBA
・公認会計士
・税理士
・社会保険労務士

いずれも難関資格であり、専門性が高い資格です。
少々オーバースペックな気もしますが、会計、業務改善、労務管理などの面で社内コンサルタントとして活躍出来るでしょう。

まとめ:経営企画部はゼネラリストであるべき

専門的な高度な資格を取得するより、浅く広く知識を持ったゼネラリストが経営企画部には向いています。

ゼネラリストでありつつも、プラスアルファで何か強みの分野があると尚更良いでしょう。

もし優先順位をつけるなら、財務会計系の資格をオススメします。
経営においてお金の知識は必須。
財務分析出来ずして会社の戦略は立てられません。
これは、筆者自身が経営企画部員として痛感しました。

経営企画部で頑張っている人は勿論、転職や異動希望の人も参考にしてみてください。

当サイトでは経営企画部に関する情報をお届けしています。是非チェックお願いします。