ちょっと意外?経理部に必要なスキルまとめ

会社のお金という土台を支える経理部。
簡単に誰にでも務まる仕事ではありません。

営業職や企画職とは違った特別なスキルが求められるのも経理部です。
それは、同じ会社内でも活躍する舞台がまるで違うのですから当たり前のことです。

当記事では、経理部に求められるスキルについて徹底的にまとめてみました。

この記事を書くのは現役経理部員。
私自身が経理部に求められるスキルをすべて持ち合わせている訳ではありませんし、周りの経理部員がすべてのスキルを持っている訳でもありません。
しかし、どこの会社も経理部員に求められるスキルはほとんど一緒です。

経理部で働きたい、転職したい、経理部に異動したいという人の適正チェックにしてみてください。

ロジカルシンキング

経理部は数字の世界。
気合や情熱で論破できる仕事ではありません。

ロジカルシンキングとは、「論理的思考」のこと。
何となくは理解しても、どういう人がこのロジカルシンキング能力がある人なのか、そしてどうしたらロジカルシンキング能力が身につくのかは分かりにくいところ。

特に経理部の仕事では数字の裏にある根拠を求められます。

・何故この数字が出てきたのか?(数字の裏には必ず行動があります)
・正しいと言い切れる理由は?(どう確認した?)
・良いのか悪いのか?(対予算、対前年、対前月、対競合他社…)
・今後の見通しは?(ロジックを理解していないと答えられません)

こんなことが瞬時に答えられる人はロジカルシンキングが出来ていると言えるでしょう。
経理部員が上司や他部署の人へ報告をするときには常に論理的な回答が出来る準備が必要です。

仕事に於いてもプライベートに於いても、常に物事に対して「何故なのか?」と突き詰めてみることが大切です。











タイムマネジメント

経理部は常に時間に追われています。
いかにスピードを上げて仕事が出来るかは経理部員としては大きな評価ポイントでもあります。

また、ここで言うタイムマネジメントとはただ単に仕事の速さだけではありません。
自分自身の仕事がどれくらいの時間で終わるのかを見積もり、自立的にスケジュール管理をし、上司や他の経理部メンバーに報告することが求められます。

何故ここまでタイムマネジメント能力が求められるのか。
それは、経理部の仕事はチームで行うならです。一人の仕事が遅れれば経理部全体の仕事が遅れる可能性もあるのです。

周りから見ると、一人で黙々とデスクワークをこなしているイメージもある経理部ですが、実はチームワークが大切な部署なのです。

鉄の心

「締切を過ぎているので処理できません」
「この経費は使用用途が不明確なので精算できません」

こんなドライなセリフを吐き続けるのが経理部員です。
自分より遥かに年上の社員にも、お偉いさんにもこんなセリフを言わなくてはなりません。
当然、かなりツライです。私自身が新人経理部員の頃はかなりツラかったです。

経理部の仕事はルールや締切厳守が当たり前の世界。
相手が誰であろうと絶対に妥協してはいけません。

社内で嫌われ役になろうともドライに接し続ける「鉄の心」を持つことも経理部としては必要なひとつの立派なスキルなのです。

石橋を叩いて渡る慎重さ

会社にとって大切なお金を扱う経理部員には、慎重さが求められます。

時には億単位の送金作業をすることもあります。
数字の桁数を間違えたり、支払先を間違えれば会社の存亡を揺るがす大事件になりかねません。

経理部員は時に慎重さは信頼となり、評価ポイントともなり得ます。
たとえば1つの伝票作成に於いても、確認に確認を重ねることが大切です。

「そんなことまで確認したの?やりすぎで時間の無駄じゃない?」と思われることもあります。
それでも、必要以上に確認をする姿勢のある経理部員の仕事には信頼が生まれます。

また、経理部で昇進し経理課長や部長に昇進できる人はとにかく信頼がある人です。
他部署の仕事以上に慎重さが求められることは間違いありません。

専門知識

経理部の仕事は会計、財務、税務といった専門知識が求められます。
センスや情熱で出来る仕事ではなく、正確かつ深い知識が必要です。

業種や会社の規模は違っていても、経理部の仕事内容はどこの会社も似ています。
経理の世界には共通の会計基準があり、会社独自で勝手な会計ルールを作ることは出来ません。
よって会計基準に沿った専門知識を会得することによりどこの会社でも通用する
普遍的な力を身につけることができるでしょう。

簿記やFP等の資格取得も経理部の実務に於いて大いにプラスになるでしょう。
また、会計基準や税法は法改正もあり、常に勉強し続けることが必要となります。
経理部は他部署以上に部署特有の専門知識がマストとなる仕事です。

コミュニケーション能力

特にコミュニケーション能力が重視される職種と言えば営業職。
経理部は営業職のようにクライアントとの円滑なコミュニケーションで成績が上がるという部署ではありませんが、それでもコミュニケーション能力は大切です。

経理部は社内の多くの人と接します。
言わば経理部にとってのクライアントは社員全員と言っても過言ではありません。
大企業になればクライアントは数千人ともなります。

また、他社の経理部とのコミュニケーションも必須です。
多くは電話やメールでのやり取りとなりますが、取引先が多い会社ではそれだけコミュニケーションを取る機会が増えます。

端的にわかりやすい表現で伝え、必要な情報をやり取りするコミュニケーション能力が必要となります。

人と接するのが苦手で営業や接客の仕事から経理部に異動・転職したいという人もいるでしょうが、残念ながら経理部は経理部なりの別のコミュニケーション能力が必要です。

ただし、接待や社内の飲み会などの機会は営業職よりも少ないでしょう。

体力

事務職の経理部に体力なんて必要なの?頭脳だけじゃないの?
と思われがちですが、経理部はかなりの体力勝負です。

それを痛感するのが決算期。
会社にもよりますが月に100時間程度の残業時間、なおかつ土日出勤もザラだったりします。

どれだけヘトヘトになっても、高熱が出ても会社の決算を止める訳にはいきません。
月中や決算期以外はそこまでの残業時間にはならないケースが多く波があるのですが…少なくとも決算期の経理部は体力勝負と言わざるを得ません。

長時間労働の激務に耐えうる肉体的体力も、数字と闘う精神的な体力もどちらも必要不可欠です。











まとめ:今、全てのスキルがなくても大丈夫。

これらのスキルが全て揃っている人しか経理部に配属されない訳ではありません。

経理という特殊な職務経験を積んでいくうちに身につけていけるスキルが沢山あります。
大切なのは、経理部として求められるスキルを理解し、自分に足りないものは何かを考えて仕事をしていくことです。

また、仕事とプライベートは別物です。
経理部だからといって、プライベートは大雑把な人も沢山見てきています。
家計の管理ですら無頓着な経理部員だっているくらいです。
オンとオフが切り替えられればそれで良しです。

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