職種未経験でも経営企画部へ転職出来る!転職準備マニュアル

憧れを持つ人も多いであろう経営企画部。
会社の舵取り役となり、経営戦略を立てる重要な部署。

希望しても自社の経営企画部に異動が出来ないなら、いっそのこと転職して経営企画部に入る方が近道なのでは?という見方もあります。

たしかに、転職サイトを見ると経営企画部の募集も一定数あります。
しかしながら、本当に職種未経験で経営企画部に入れるのでしょうか。
営業職や事務職しか経験のない人間がいきなり経営企画部に転職できたとしても、戦力になるのでしょうか。

当記事筆者は20代で経営企画部に異動し、転職者や異動者も多数見てきました。
職種未経験で経営企画部に転職したい人へ見て欲しいマニュアルをまとめました。

履歴書や職務経歴書は完璧に!

何も完璧な内容の履歴書や職務経歴書を作成しなければいけないという訳ではありません。
人様に提出する資料として、誤りがないか・失礼がないかを完璧にしましょう。

何故なら経営企画部は事務職のエキスパートでもあります。
作成する書類は重要会議で使用するものだったり、社長や役員に提出するものだったりします。
資料作成をいい加減にする人間は経営企画部として不適合と判断されかねません。

■提出資料チェックポイント

・提出資料はすべて揃っているか。
・所定の形式を守っているか(履歴書のサイズや写真のサイズなど)
・誤字・脱字はないか。
・「てにをは」は適切か。
・句読点は適切か。
・文字のバランスにブレはないか。
・修正液や二重線などで書き直していないか。
・社会人として不適切な表現はないか。
・内容に虚偽はないか。

履歴書や職務経歴書は企業に提出する最初の資料であり、自分自身の価値を証明する重要書類。
内容については後述しますが、それ以外の部分は完璧に仕上げましょう。











経営企画にプラスになる職務経歴をアピール

これまでの職務経験と結び付けてアピールしましょう。

経営企画の仕事はロジカルシンキングが基本。とはいえ、難しく考えすぎることはありません。
課題を見つけ出し、分析し、対策を立案し、行動する。
これはどんな職種にも当てはまる部分が必ずあるはずです。

今までの異業種の経験で何をしたのか考えておきましょう。

営業職の例

これまでのマニュアル化された営業スタイルを見直し、顧客タイプ別の営業スタイルを作り新しいマニュアル作成をした。
結果、今までと違う客層を獲得することができ、売上が20%増した。

経理職の例

予算作成方法を見直した。
前年踏襲で作成されていた予算をゼロベースで見直し、数字の根拠となる計画書を各部署で作成させた。

結果、予算達成に対する意識が高まり、3年ぶりに増収増益かつ全社予算達成を成功させた。

店舗運営の例

人件費過多の課題に目をつけ、アイドルタイムとピークタイムの人員配置数を見直した。
短時間勤務に融通の効きやすい学生アルバイトを積極採用し、ピーク時のみに人員増加させる体制を取った結果、人件費が10%削減できた。

欠点はないが強みはある人間が求められる

経営企画部は様々な能力が問われます。
事務処理は完璧に出来て当たり前。
コミュニケーション能力は必須。
一般常識は知らなければ失笑される。

当たり前の能力が揃っている前提で、強みも持っている人間が経営企画部に向いています。

やはり、経験者の方が有利?

他社の経営企画部経験があることは評価ポイントにはなるでしょう。
とはいえ、経営企画部の仕事は会社によって異なる部分が大きい為、即戦力になるとは思わずに1から経験を積み直すくらいの謙虚な姿勢が必要です。

ただし、前職の経営企画部で何をして結果を残したかが重要になります。
結果を残すことも簡単ではない経営企画部。経験者はよりハードルが高くなりそうです。

会社の経営課題をまとめること

経営企画部の素質を問われる質問です。
転職面接でも「弊社の課題は何でしょうか」とストレートに聞かれるかもしれません。

ここで重要なのは会社を否定するような課題の伝え方はNGです。
それが会社の一部分だけだとしても、その業務を担当している人が面接官かもしれません。

■NG回答例
御社の商品は機能は素晴らしいがデザインが良くないです。私ならもっと良いデザインに出来ます!

社内会議で何度も練られ、社長や役員もOKを出したデザインを否定するコメントになります。
転職面接を受けている時点では社外の人間。特に外部の人間から商品を否定されるのは悪印象です。
経営企画部はコミュニケーション能力も求められます。相手の気持ちを察したコメントをしましょう。

■OK回答例
御社の商品は機能が素晴らしいですが、まだまだ知らない人が多いです。
私の友人も使ったことはなかった為、機能を紹介すると感動していました。
これだけ素晴らしい機能を知らない人がいるのは勿体無いので、もっと販促費をかけて実際に使ってもらえる機会を増やしていければ良いと思います。

商品を否定せず、課題を伝えているはずなのに会社を褒めている印象を与えることが出来ます。
経営企画部らしからぬ単純なコメントではありますが、わかりやすくて誰にも角が立たないコメントです。

業界の課題をまとめること

経営戦略を立案するにあたり、自社だけを研究しても甘いです。
経営企画部なら、今から入社しようとしている会社の業界のことはしっかりと分析出来ていなければなりません。

業界が成長する為の課題を考えておきましょう。
面接官は、業界素人の第三者から見た課題に思っていることを知りたいのです。
難しく考えすぎず、率直に自分が感じている問題点をベースに考えましょう。
業界内部の人間からすると思い付かないような新鮮な意見かもしれません。

■NG回答例
業界自体が成熟し、競合他社との顧客の奪い合いによる価格競争となっています。
この体制から脱却する為にももっと高価でも買ってもらえるようなハイエンドな商品開発に徹するべきだと思います。

ちょっと偉そうに思われてしまいます。
業界を良く知るベテラン勢が何度も何度も会議を重ねた結果のスタンスです。
また、ハイエンドな商品開発は簡単ではありません。技術職でない限りは触れるべきではないでしょう。

■OK回答例
業界自体が成熟し、競合他社との顧客の奪い合いによる価格競争となっています。
今御社をはじめライバル社が手掛けている新機能が世に出れば、従来とは違う新しい顧客層にも商品販売でき、売上も10%程度増加するのではないかと素人の私からしても想像できます。この機能が顧客ニーズにしっかり対応し、ライバル社同士で高め合うことで業界成長していけると思います。

現状の課題を踏まえて業界の明るい未来を描くコメントです。
無理に経営企画部らしさを出し過ぎる必要はなく、業界素人の第三者コメントとしての立場を守っています。

SPIの予習をしておくこと

会社によりますが、転職面接で筆記試験を実施しているところもあります。
特にSPIは正確分析、頭脳測定、一般常識力測定が瞬時に出来る信憑性あるテストであり、多くの企業が実施しています。

SPIの結果が低いと経営企画部には入れないと思って良いでしょう。
特に非言語分野で出題される数的処理は必須で、会社の経営数値を分析する経営企画部の人間としてこの能力は問われます。
筆者の会社でも中途採用面接でSPIを実施しています。人事部にこっそり聞いたところ、経営企画部採用はSPI結果を重視しているようです。

正直、転職時にだけSPI予習をしたところで点数がグーンと上がる訳ではありませんが、ある程度感覚を思い出す為にもSPIの参考書(非言語分野)を読んでおくことをオススメします。

言語分野のSPIは不要?

特に重視されがちなのは数的処理でしょうが、言語分野も大切です。
文章を読み解き、相手の気持ちを察して行動する能力は経営企画部でも重要です。

また、最低限度の一般常識も必須です。
常識がなければ社長や他社の重役と話すことは難しいですし、経営企画部が頭が悪いと思われてしまえば会社自体の偏差値が低いと思われかねませんから。











時事ネタは押さえておくこと

どの部署への転職でも大切ではありますが、経営企画部はより重視されます。

常に社会情勢に関心を持っている人間かどうかをチェックされます。
また、社内外の社長や取締役などと仕事をする機会が多い経営企画部は、時事ネタを知らなければ話をすることも出来ず恥をかきます。

特にビジネス関連、経済関連のニュースはチェックしておきましょう。
また、チェックするだけでなく自分なりの考えをまとめておくと良いでしょう。
転職先の業界に関連するニュースはしっかりとメモをし、漏れがないようにしておくと良いでしょう。

まとめ:未経験でも経営企画部に転職可能性は十分ある

結論としては経営企画部は職種未経験でも転職できます。
ただし、そのハードルは高いです。これは職種経験者でも同じ話。

経営企画部は特殊な部署であり、どのような人間が採用されるかは正解がないところではあります。
ただし、他部署と比較して求められる知識やスキルが高いことは間違いないでしょう。

当記事で紹介した内容については最低限理解し準備してから転職活動に臨むことをオススメします。
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