出世したくない!一生平社員でいるメリットはこんなにある!

会社員として働くということ。
結果を出して、評価を貰い、出世して偉くなる…
誰しもが思い浮かぶ会社員としての成功シナリオ。

しかしそんな当たり前の成功パターンですら崩壊しつつあります。
それは「出来れば出世したくない」と願う若手男性社員が多いということ。

当記事を書く私自身は経理部主任を努めています。
普通であれば、係長、課長と役職が上がることを望むのかもしれませんが、私はこれ以上出世はしたくありません。

入社時は出世を夢見ていたのですが…
働いて現実を見るうちに「出世するメリット」より「出世しないメリット」が上回ると考えるようになりました。

出世したくない男なんて私くらいだろうと思っていたら…
同世代の友人にこの話をすると驚くほど同意見が多いのです。

当記事では出世しないメリットについてまとめてみました。

残業代を稼げる

真っ先に挙がるメリットです。
出世して管理職にならば手当は出ますが残業代は出ません。

どんなにキツイ仕事も深夜残業も、
「つらいけど残業代になる!」というモチベーションで頑張れます。

給与額の問題ではありません。
どんなに稼いでいても、サービス残業状態ではモチベーションは下がる一方。

私のいる経理部では決算期は残業時間が月100時間を上回ります。
管理職の上司はさらに残業時間が多く、月120時間越えです。

ここまで来ると、部下が上司の給料を残業代で上回ります。

会社からのイジメ「名ばかり管理職」

ブラック企業でよく聞く名ばかり管理職。
居酒屋の店長などもそれに当たります。

管理職とは本来、自分で仕事をコントロールできる立場だから残業代も出ないのです。
自分次第で早く帰ることだって出来るのです。

名ばかり管理職とは一見出世したように役職をつけますが、
実態は仕事をコントロールする権限もなく上司から命令されるのに責任だけ取らされ残業代は出ないというもの。
地獄です…

「入社半年で課長に昇進!」
みたいなことを転職サイトで謳っている会社は要注意です!











土日しっかりと休みやすい

出世して管理職になれば土日であろうが新屋であろうが関係なく、トラブルがあれば出社しなくてはなりません。

いつ呼び出しがあるかわからない為、休日もメールチェックも怠ることが出来ません。

出世してしまえば土日に休めたとしても、心の底からリラックスして休日を過ごしにくいでしょう。
しっかりと休日を楽しめるのも出世しないメリットのひとつです。

人生で本当に大切なものは何?

部下が休日出勤や深夜残業をしている中、
上司である自分だけ「お先に!」「土日で仕上げておいて!」という訳にはいきません。

また部下が仕上げた仕事を責任持って最終チェックするのも上司の仕事。

結局、管理職は残業代が出ないのに残業過多になってしまいやすいのです…

人生で本当に大切なものは?

独身のうちはひたすらに仕事に打ち込んでも良いと思います。
ただ、結婚したらどうでしょうか?

出世して沢山お金を貰うことは家庭にとっても良いことです。
ただ、休日に家族サービスをしていても会社から電話があって仕事に戻らなくてはいけなかったり…
毎日残業続きで家に帰ったら子どもの寝顔しか見れず、朝は子どもが起きる前に出社…
子どもの運動会も授業参観も「絶対に行くよ!」と言いつつも結局当日にドタキャン…

何のために働いているのでしょうか?
これが出世でしょうか?

会社では出世して周りには凄いと言われているかもしれません。(大抵は陰で悪口言われています)
そして家に帰れば一番大切な家庭でも肩身の狭い想いをするかもしれません。

人生において一番大切なものはなんでしょうか?

部下から嫌われなくて良い

管理職は人をマネジメントしなくてはなりません。
理想は部下から好かれる上司になりたい!と思うでしょうが、
現実はどんな上司でも大抵部下からは厄介がられます。

また、時には部下を厳しく叱責しなくてはなりません。
嫌われ役になることで仕事を進めていかなければならない場面もあるでしょう。

さらに評価をつけるのも上司の仕事。
全員に高い評価をつけるわけにもいかず、低い評価をつけた部下からは大抵嫌われます。

場合によっては年上の部下を持ったり、社歴が長い部下を持つこともあります。
そんな部下にも厳しく注意しなくてはなりません…

上司も部下から評価される時代

多面人事評価システムで、上司が部下から評価を受ける会社も多いでしょう。

管理職であるが故に、ツラいのに部下を厳しく叱責。
なのにその部下からは低い評価をされ、管理職としての評価は下がる。

こんなジレンマ。
出世するってツラいですよね。

責任を取らなくて良い

出世して管理職ともなれば責任が重くのしかかります。
結果を出せないのも、部下がミスをして会社に損害を与えても、全て管理職の責任です。

管理職の上司は偉そうに指示してばかり…と思う部下もいるでしょう。
しかし、管理職の上司はさらにその上の上司に厳しく怒られますし、役員会議などではさらに厳しい目線で社長から直々に怒られているのです。

中間管理職は精神病になりやすい?

管理職にだって上司がいます。
社長でない限り、上司がいます。

上の命令で一生懸命仕事しているだけなのに、部下には嫌われ、上司には怒られ…まさに板挟み状態。

管理職になった途端に鬱病などの精神病にかかったり、
「こんなことなら頑張って出世なんかするんじゃなかった…」と自ら辞任(降格を申し出る)する人もいます。











付き合いが少くて良い

出世すればするほど、付き合いでの飲み会や接待などが増えます。

仕事で疲れた中、夜は取引先や社内の飲み会に顔を出す毎日。
自費での出費もある為、稼いだ管理職手当はいつの間にかゼロに…

行きたいとか行きたくないとかは関係なく!
立場がある以上顔を出して挨拶しなくてはなりません。

本当は早く帰って家族と過ごしたり趣味の時間に費やしたいのに…
管理職である以上、夜の時間を犠牲にするのも仕事のひとつです。

部下が増えれば増えるほど財布が…

管理職は部下にご馳走しなければならない場面があります。
経費で落とすこともできるでしょうが、部下は上司を見ています。

「なんだ、せっかく気前良く奢ってくれたかと思ったら会社のお金か…」と。

その経費分の利益を年収するのは部の皆の売上なのです。

また、上司が部下を飲みに誘うのも気を遣う時代です。

せっかくご馳走しようと誘っても面倒な態度を取られたり、
かと言って全く誘わないのもケチな上司と思われるし…
管理職はツラい役回りです。

出世争いをしなくて良い

出世したい!でも出来ない…
これはストレスになるものです。

どれ程の努力をしても、仕事で結果が出せたとしても出世出来るとは限りません。
たとえ仕事はそこそこでも、上司のご機嫌取りが上手くて出世する人もいれば、周りを蹴落として出世する人だっています。

そんな不確実な出世というものに全力を注ぐのは燃費の悪い行為とは思いませんか。

他にも、出世するには昇進試験を受けたり、会社指定の資格を取得しなければならなかったり…休日までも仕事に費やすことになります。
平日は評価を気にして仕事をし、夜は上司に気に入られる為に飲みに付き合う。
休日は昇進試験の為に全てを注ぐ…

こんな生活で出世するより、
そこそこの給料で仕事後や休日は趣味や友達との楽しい時間に費やす方がよっぽど楽しくはないでしょうか。

年上の部下とも上手くやれるかがカギ

出世すれば必ずや年上の部下も出来ます。
最も厄介なのは、年上で経験もあり現場のスキルはかなり高い部下。

こんな部下も、プレイヤーとしてのスキルは高くてもマネジメントスキルがない余りに出世出来ないパターンもあり得ます。
出世してしまった年下の上司には思い切り意地悪もしてくるかもしれませんし、あえて必要な報告をして来ないで陥れてくる可能性もあります。

こんな年上の部下にも厳しく闘っていかなくてはなりません。
特に若くして出世してしまえば敵も増えてしまう為、それに負けないだけの精神力が必要となります。
出世するということはストレスを背負いながら生きることです。

管理職は不要になる時代がくる!?

大きい会社であればある程、管理職のポストが多くて「こんなに沢山管理職が必要なのか?」と思います。

管理職が多ければ多いほど会社の意思決定は遅くなり、スピードが求められる時代には適していない組織になります。

イメージしてみると分かりますが、大企業の営業マンとの交渉は時間がかかります。
「一度社内に持ち帰って検討します」
「まだ社内稟議が通っていなくて」
「部長までは承認頂いてますが本部長が海外出張中で戻るのが2週間先で…」

こんな台詞をよく耳にします。
こんな組織は時代の波に乗り遅れ、時代に淘汰されていくことでしょう。

AIがますます発展していく中、組織を管理する仕事はAIが行う時代になるでしょう。
管理しかしない管理職は不要となり、プレイヤーとしての能力が求められる時代になるでしょう。

ますます出世する意味がわからなくなるかもしれません。

まとめ:何の為に出世したいかもう一度自分自身で考えてみよう

何となく見栄とプライドだけで出世したいと考えているなら…
もう一度考え直してみましょう。

会社員である以上、あなたは会社の良いように使われているだけなのですなら。
出世することが正義ではありませんし、得しない出世ならそれこそ無意味に会社に人生を捧げて死んでいくだけです。

「出世したい」「評価されたい」という固定概念を棄てた瞬間、楽になるかもしれません。
当記事は決して出世した人間を否定するものではありませんし、嫉妬している訳でもありません。

あなた自身が会社でどうありたいか。
プライベートをどう過ごしたいか。
もう一度胸に手を当てて考え直してみませんか。