【激務】経理部の一日。決算期バージョンをリアル再現

どの会社のどの部署も決算は忙しく、激務になるものです。
そんな決算で最も激務を経験するのは、ズバリ経理部でしょう。

企業の採用ページで「経理部の一日」のようなものを見かけますが、
リアルかは謎ですよね。ましてや決算ど真ん中の激務な一日を切り抜いて書かないでしょう。

経理部の仕事は閑散期と繁忙期がハッキリ分かれます。
これはどの会社でも共通するはずです。

当記事を書くのは毎回決算で地獄を見ている現役経理部主任。
私自身の実体験に基づいた決算中の経理部のリアル激務な一日を紹介します。

8:45出社

既に前日までの疲れが取れず、眠い目をこすりながら出社。

パソコンを開くと大量のメール。(1日約50件)
決算中は他部署からの質問メールで埋め尽くされます。
会社の決算を揺るがす重要な内容もある為、見逃すことは出来ません。

大量な決算業務の中、質問メールの量を見て…
「これ、今日ホントに帰れるのか?」
と疑問を持ちつつ業務準備を進めます。











9:00始礼

経理部メンバーと決算の進捗状況を共有します。
もしも経理部の決算業務が遅れれば会社全体に被害が出ます。

周囲の経理部メンバーを見渡すと、連日の激務疲れ・ストレスからピリピリムード。
明らかに体調を壊しているのに決算中で休めない為、無理矢理出社しているメンバーも…

栄養ドリンクとコーヒーを片手に、
今日も決算という激務な闘いが始まります。

10:00銀行回り

決算期の銀行は混雑します。
周りを見渡すと会社の経理部っぽい人だったり。
自営業っぽい人だったり。

決算はお金も動くため、銀行は大忙し。
(会社の経理部以上に銀行の方々はもっと激務なのかもしれません)

支払、記帳、手形の処理など重要な処理を行います。

大混雑の銀行。
待っている間は何してるのかと言いますと…

割とボーッとしてます。スマホ(プライベート用)いじってます。
仕事をしようにも、経理部の仕事は社外に持ち出すことは出来ない機密事項ばかりなので出来ません…

決算業務の激務の中、銀行の待ち時間は唯一安らぐ時間になります。

12:00昼食

ランチタイムくらいゆっくり美味しいものを…
と言いたいところですが、大抵二択です。

1.デスクで仕事をしながらコンビニ弁当
2.デスクでサクッと食べてそのまま昼寝

1分でも早く仕事を終わらせたい…
1分でも早く帰って寝たい…

そんな想いで一杯なのです。
食欲は睡眠欲に勝てません。

13:00伝票処理

どれだけ優秀な会計システムが導入されようが、経理部の仕事の大半はこれ。
どの経理部メンバーのデスクにも山積みの伝票が置かれています。

ただでさえ頭と眼を酷使する伝票処理ですが、決算中は伝票処理量が倍増。
気が狂うような思いでハイスピードで伝票処理をしていきます。

しかしながら絶対にミスは許されません!
決算ではない通常月であれば、「来月修正すれば良いや」で済むかもしれませんが、決算ともなるとミスも許されないのです。

15:00役員からの呼び出し

何事か?と思うでしょうが、実は決算中はよくあることです。

経営陣は決算を常に気にしています。
決算は言わば会社の成績表。
結果が悪ければ役員の首が飛びます。
(例えではありません。上場企業なら尚更、有無を言わさず解任されます)

もしくは社長への報告義務があるのかもしれません。
役員が知りたいのは1つです。

予算達成したかどうか。会社はこれが全て。
決算確定まで経理部は何も言えない立場ではありますが、常に報告出来る状況にしなくてはなりません。

予算達成ギリギリの年度は会社全体がソワソワ、ピリピリします。
しっかりした会社であれば予算見通しも精度が高い為、常にギリギリの決算となります。

17:00各部署回り

他部署が帰る前に社内を回ります。
書類提出の不備を指摘したり、用途不明な経費を指摘したり
…そんな嫌な役回りをするのも経理部です。

会社において経理部の力は絶大です。
嫌な顔をされながらも言うことは聞いてくれるし、経理の決算の激務を少しでも知っている社員は労ってくれます。

部署回りでは1人でも捕まらないと決算が締まらない…なんてこともよくあります。
久々に会った他部署の同期と楽しく雑談する暇もなく、そそくさと仕事だけ済ませてデスクへと帰ります。

18:00小休憩

定時です。通常であれば帰る時間ですが…
他部署の社員はどんどん帰っていき寂しいオフィスとなります。

決算期の経理部にとっては丁度ハーフタイムといったころでしょうか。
当然にしてこんな時間に帰れることはありません。

まだまだ長い残業タイムに向けて、近くのコンビニに夜食とコーヒーを買いに出掛けます。

19:00損益チェック

予算、前年との比較をしながら会社の損益状況をチェックします。
状況
大きな売上を計上漏れしているのは会社として大きな痛手です。
逆に大きな費用を計上漏れしても、次の決算で苦しむのでよろしくないのです。

経理を理解することは会社全体の動きを把握することになります。
見落としのないよう念入りにチェックしていきます。

21:00部内ミーティング

少しずつ終電に乗れるのかを考えなくてはならない時間に差し掛かってきます。
現時点までの決算業務進捗を共有し、これからの動きを決めます。

場合によってはタクシー帰り、ビジネスホテル宿泊の指示が出ます。

とっくに集中力は切れているので、あまり良いミーティングにはなっていないこともしばしば。
ギリギリの体力と精神力を振り絞ってミーティングを耐え抜きます。

22:00残務処理

疲れもピークに達してきた深夜。
机を見渡すとまだまだ書類の山積み…

経理部員は決算慣れしているので深夜残業には慣れちゃっています。
(異動したての経理部新人時代はかなりキツかったのを覚えています)

栄養ドリンクを飲みながら、とにかくスピードを上げて仕事を片付けます。

この時の精神状態は、
「良い仕事をしよう!」
「会社の決算が良い結果になるよう頑張ろう!」
…そんな気持ちは全くありません(笑)

「一刻も早く家に帰って寝たい」
「こんなに働くなんてこの会社訴えてやろうか」

…そんなマイナスな気持ちをエネルギーに変えて頑張ります。

24:00退社

なんとか終電帰り。
この時間まで残業しているのに、何故か酔っ払いと一緒の満員電車。
かなりのストレスです。

ボーッとしながら帰りの電車で思うのは…「いつ会社辞めようか」

そんなことを思いつつも、やりがいのある責任ある仕事を任されている経理マンは仕事をこなします。

25:00帰宅

家に帰るともうこんな時間。
ひたすらパソコン画面と数字を見て疲れきった眼をホットアイマスクで癒します。

「明日の決算も激務だな…もう5時間後には起きないといけないのか…」

現実逃避の為にビールを一杯飲みます。
あまりの疲れに、ビール片手にソファで寝てしまうなんてこともあります。

ちなみに、経理部の決算あるあるですが夢の中でも仕事をします。
数字が追いかけてきます。

まとめ:激務の先に良いことも?

経理部決算のリアルを書いていたら、
想像以上に嫌な記事になってしまい削除しようかと思ったくらいです(笑)

まぁ決算はこれくらいの覚悟は必要ということです。
会社によって多少の違いはあるものの、経理部の決算業務はどこの会社も似ています。

私の友達の他社の経理部員の話を聞くと、もっとキツいところもあれば逆に楽なところもありますが多少の差ですね。

ツライ話ばかりしましたが、決算業務を経験すれば良いこともあります。

・残業代がたっぷり貰えます(激務で残業代を使う暇もないので貯まります)
・会社の動き(経営)を勉強できます
・他の会社の経理部に転職も出来ます
・決算が締まったときにはマラソン完走したような達成感があります

だから私はどんなに激務でも経理部の仕事が好きです。
この記事を読んだ方が経理部の決算の激務な一日について理解をしてくれれば嬉しいです。

経理部に異動や転職希望の方はそれなりの覚悟を決めてチャレンジしてみて欲しいです。
当サイトでは経理部に関する情報をお届けしています。是非チェックしてみてください。