簿記?FP?経理部で役立つ資格解説。異動・転職者必見!

経理部はかなりの専門職です。
他部署で積み上げた経験・スキルが活かされる部分もありますが、
新たに勉強し知識を取得しなくては経理部としては通用しません。

何故なら経理部という部署の仕事は日本共通の会計ルールがあるのです。
自分勝手なルールで経理部の仕事をすることは出来ない、勉強が必要な部署です。

資格は必須ではありません。
ただ、経理部として役立つ資格の勉強をしておくことは絶対に必要なことだと思います。
また、他社の経理部へ転職をする際には、経験+資格があると武器になるでしょう。

当記事を書くのは現役経理部主任。
自身の勉強した資格の中で経理部の仕事で役立っている資格を解説します。

ベースになる会計を学べる資格は簿記2級!

経理部として簿記を持っていることはマストだと思います。
仕訳のイメージが掴めるだけで経理部の仕事はスムーズになります。
逆に言うと、仕訳が分からなければ経理部としては論外です。

簿記は実務で役立つ会計のベースを効率良く学べる資格と言えるでしょう。
簿記2級は半年程度あれば独学でも取得可能なので取っておくべき資格でしょう。
導入として、簿記3級も勉強にはなりますが経理部としては物足りないでしょう。当然、評価されることもありません。

あくまで簿記2級は経理部の仕事のベース。
この程度の知識は「知っていて当たり前」のレベルです。

ちなみに簿記1級を持っていると経理部としてはかなりのプロフェッショナルと言えるでしょう。
大手企業でグループ会社の連結決算に携わる場合には取っておくと良いでしょう。
ただし、かなりの難関資格です。

経理部の転職でもマストなのは簿記2級

転職が当たり前の世の中。
経理部のメリットとして経験を積めば他社への転職もしやすいこと。

募集要項を見ると「簿記2級」を採用条件としている企業が多いです。
経理部として数年経験を積めば簿記2級もそんなに難しく感じないはずなので取得しておくことをオススメします。











専門性を発揮するなら!税務に強くなれる資格FP2級

経理部として会計を知ることはマスト。
先述した通り、簿記2級はあくまでベースの資格です。

より専門性を発揮しするなら税金について知らないといけません。
そこでオススメするのはFP2級(ファイナンシャルプランナー2級)。

FP2級も半年程度あれば取得可能です。
(ただし、基本的にFP3級を持っていないと受験できません)
FP3級だとアピールにはならないので、やはりここもFP2級をオススメします。

正直、FP2級は経理部として使える分野と使えない分野があります。
経理部として…だけでなく自分自身の生活にも役立って一石二鳥!という心持ちで資格の勉強をするのがオススメ。

・経理部として使える分野 → タックスプランニング、金融資産運用、ライフプランニングと資金計画
・経理部としてあまり使えない分野 → リスク管理、不動産、相続と事業承継

幹部候補になりたいなら!中小企業診断士!

中小企業診断士は難関資格です。
財務・会計だけでなく経営理論、IT、法務、経済学など幅広い範囲が出題される為、安易にはオススメできません。

中小企業診断士を勉強すると会社経理における経理部の仕事の重要性を実感します。
もし将来経理部長や課長になりたいのであれば、経理としての専門性のみならずマネジメント能力が求められます。
経理部→経営層にステップアップしたいという向上心がある人にはオススメ。

中小企業診断士における「財務会計」の分野は簿記2級+FP2級の知識があれば十分に合格できるでしょう。
ただし、経理部の仕事に役立つという視点だけで見ると他に紹介している資格の方が深く学べると思います。

名前がかっこいい!プロフェッショナルCFO!

今回紹介する資格の中で最もマイナーです。
プロフェッショナルCFOを聞いたことがありますでしょうか。
CFOとはChief Financail Officer(最高財務責任者)のこと。
なんかカッコイイ名前ですよね。凄そうですよね。

で、プロフェッショナルCFOはどんな資格かというと…

コーポレートファイナンスの基礎理論から財務戦略のケーススタディを通じて、企業価値向上に資する実践的な提案力を検証することを目的とします。企業が直面する財務面での課題や経営計画のあり方など、企業経営の根幹となるテーマを出題することにより、金融庁の「金融検査モニタリング基本方針」で言及されている事業性評価に係る実務への対応力を高めます。本試験は、金融機関の融資・渉外担当者、企業の財務部門担当者など、企業価値向上を企図する方にとって最適の検証ツールです。 ※日本CFO協会 HPより

資格の難易度は簿記2級程度、もしくは感覚的には少し下かと思います。
世間的には知名度の低い資格の為、勝手なイメージで「かなりの難関資格を持っている」と思ってくれます。

経理部の仕事上も十分に役立ちます。
簿記が会計、FPが税務であればプロフェッショナルCFOは財務がメインです。
これからの経理部は単純な会計分野の仕事はAIが使われます。
財務諸表を見て企業の課題を抽出し、問題解決を行うという非常に重要な能力が身に付きます。

まとめ:資格はマストではないがあった方が良い

経理部の仕事で最も大切なのはとにかく実務経験を積むこと。
ただし、同時並行で勉強が必要な部署なことは間違いありません。
どうせ勉強するのであれば資格を取っておいた方が良いですよね。

今回紹介した経理部で役立つ資格はあくまで私が勉強した資格です。
公認会計士や税理のが役立つのでは?と言われたらまさにその通りです。

ただ、経理部に異動・転職した人は上記の資格を検討してみる価値はあると思います。
勉強時間・コストを考慮の上、是非ともチャレンジしてみてください。
経理部の仕事にきっと役立つはずです。