謎だらけ!?新人経営企画部の一日をリアルに書いてみた。

「経営企画部って何してるの?」
「いつも経営企画部は難しそうな話ばかりしてて大変そう」

これらはこの記事を書いている私自身が経営企画部時代に周囲の若手社員からよく言われていた台詞です。

私は20代で経営企画部に異動しました。
最年少でスキルも経験もなかった、不動産賃貸営業マンが突然の異動でした。

正直、異動を告げられた時は怖かったです。
なんせ、経営企画部の仕事内容を全く知らなかったからです。

この記事を読んでくれている方の中には、経営企画部に異動や転職を希望しているけど何をする部署なのか分からないという方もいるでしょう。

企業の採用ページでは良いことしか書きません。
嘘ではないでしょうが、入社志望者が敢えて敬遠するような悪いことは書かないでしょう。

当記事ではそんな謎だらけの経営企画部の仕事内容をご紹介したいと思います。
私自身の実体験に基づいたリアルな新人経営企画部の一日をご覧ください。

午前7:30 出社

こんなに早く出社しているのは、経営会議の準備があるから。

経営会議とは、社長・取締役がズラリと並び会社の戦略を決める最重要会議。
この経営会議の取り仕切りをするのが経営企画部の役割。

資料に抜け漏れがないか。
数字に誤りがないか。
会議室の温度は適切か。
突然欠席される方はいないか。

…など、重役に失礼がないよう念入りにチェックします。

もしも経営会議に若手経営企画部が遅刻なんてしたら、会社員人生が終わります。
経営会議の朝は遅刻が怖くて仕方がなかったのを覚えています。

プチ情報:通勤中はニュースやメールチェック

経営企画部は常に最新の情報に敏感でなければなりません。
通勤中はスマホで仕事に関係のありそうなニュースや社内メールをチェックします。

社長や役員とコミュニケーションを取ることが多い経営企画部。
ニュースはチェックしていないと会話についていけません。
通勤電車でスマホゲーム…とはなかなかいきません。











午前9:00 経営会議

無事に経営会議が始まってひと安心…
司会進行は経営企画部の上司がしますが、暇な訳ではありません。

重要なポイントはすべてメモを取っておきます。
(あとから社長や常務に「あの経営会議のとき…」と質問されることも多いです)

経営会議は最も重要な会議だけあって、社長が激怒することもあります。
社内の他の会議とは訳が違います。
社外秘は勿論、他の社員にも漏らせないような機密事項も沢山扱います。
※社内であっても経営会議で出た内容をポロッと漏らしたらヤバイです。
仲の良い同期に教えてよ!と言われても…機密情報はバラせません。

新人が発言する機会はないものの、経営会議中は緊張しっぱなしです。

プチ情報:役員や部長が社長に怒られるのを目にします

経営会議は会議室の外からは分からない驚きの光景も目にします。

普段偉そうにしている役員や部長が怒鳴られることも。
その後、役員の指示で部長が動き、部長の指示で課長が動き、課長の指示で…
と社内がどう動いていくかわかります。

経営会議を見れば会社の動きがすぐにわかります。
経営企画部は会社の未来が最もわかる部署なのです。

午前10:00 メールチェック

経営企画部のメール量は非常に多いです。

ただし、「cc」で送られるメールが大半を占めます。
全社の動向をチェックしなければならない為、重要なメールは経営企画部もccで送ることが多いからです。

返信しなければいけない内容は少なくても、内容をチェックしておかなければなりません。
いくら量が多いからといって、ccでメールが来ている以上「知らなかった」では済みません。

要領良く大量のメールをチェックすることは、新人経営企画部員にはなかなかのハードルでした。

午前11:00 社内打合せ

経営企画部は何かと打合せや会議が多いです。
外出は少なく社内にいることが多いのに自分のデスクにいる時間は意外と少なかったりします。

新人時代は、正直何を言ってるのか分からないことばかり。
それでも重要な会議に同席させられます…

どんな小さな打合せでも経営企画部の仕事に役に立つタネが沢山あります。
必死でメモを取りながら何とか話についていきます。

午後1:00 経営会議議事録作成

午前中は会議や打合せに追われ、やっと自分のデスクに戻ります。

ホッとする暇もなく、今朝の経営会議の議事録をまとめます。
会議やミーティング議事録作成をしたことは、社会人の方なら一度はあるのではないでしょうか。

ただし!断言します!
経営会議の議事録はレベルが違います。

社長をはじめ、全国の全社員が読みます。(興味がない人は読まないかもしれませんが)
経営会議議事録に書かれた内容は会社全体の指示事項になります。

会社が存在する限り永遠に残ります。

一字一句間違いがないか。
この文章は載せる必要があるのか。
「てにをは」は正しいか。

何度も声に出して音読します。
そして経営企画部上司の校閲を経て、社長に最終承認を貰い完成します。
そして全社に発信された経営会議議事録が会社の命令事項として全社員を動かします。

プチ情報:経営会議議事録は会社によってはコンサルが担当

重要な仕事なだけに、会社によっては社外経営コンサルタントが担当することもあるようです。
議事録とはいえ、それくらいに難しい仕事です。

当然、議事録を作成するにはその会議の出席者の誰よりも会議内容を理解しなくてはなりませんから…
難しい経営用語もバンバン飛び交うので、知識向上します。
また、自然と文章力が向上します。

午後3:00 計数管理

計数管理とは、会社の重要な経営数値を管理すること。
これも経営企画部の重要な仕事で、頭を使うしごとです。
売上や予算達成見通し、来店数など経営に関わるデータの分析を行い上司に報告します。

私の会社は不動産屋なので、店長に電話して売上状況やキャンペーン予定などを聞きまくります。
経営企画部の作成したデータは会社全体の経営判断材料となる重要なものです。

新人とはいえ、中途半端な資料作成は出来ません。
数字を扱うことについては好き嫌いはあるかもしれませんが、やりがいある仕事です。

午後4:00 全社スケジュール作成

キャンペーン予定、会議日程、研修日程など…
次年度の全社スケジュール案を作成します。

勿論、新人経営企画部員が独断で決定していく訳にはいきません。
各部署にヒアリングをし、徐々に作り上げていきます。

かなり調整力が必要な仕事です。
各部署の部長に根回しをしたり。
延期になったときの代替案も用意したり。
研修会場が抑えられるのかまで細かいところまでしっかりと考えるのも経営企画部の仕事。

全社のスケジュール作成に携われるのは凄いことですが、実務は割と地味なものです。
経営企画部は時に秘書のような役割も果たします。細かい雑務力まで経営企画部員なら必要となります。

午後5:00 他部署からの依頼データ作成

後回しにしていた他部署からの依頼の山。

「○年前のキャンペーンデータが欲しい」
「予算管理や決算数値の見方を教えて欲しい」
「経営会議で提出する資料の確認をして欲しい」

などなど、沢山の依頼があります。
簡易的な依頼であれば新人経営企画部員が担当しなくてはなりません。

とはいえ、依頼があるのは他部署の若手社員からではなく、課長クラス以上が殆どです。
目上の人からの依頼なので丁寧に行わなければなりません。

午後6:00 退社

経営会議準備で早朝出社している為、早めに退社。

経営企画部の仕事はデータ分析など突き詰めたら終わりのない仕事もある為、
自分次第で出社退社時間をコントロールしやすいのも特徴です。
(会議や打合せが長引きコントロール不能というケースもありますが)

残業もありますが…
私の場合は経営企画部新人時代は月に20-30時間程度。

まぁそこそこの残業時間といったところでしょうか。
平均すると1日1~2時間の残業時間と考えれば非常に多いということはないでしょう。

上手く時間管理すれば仕事帰りにプライベートの予定や習い事をすることも可能です。
予定がある日などは早めに出社して早く帰るなどメリハリをつけていました。

持ち帰り仕事の強制はありませんでしたが、ついつい資料のことが頭から離れずに帰宅後に仕事の段取りを取るなんてこともよくあります。

まとめ

当記事の冒頭で、
「経営企画部は難しい話ばかりで大変そう」と他部署から言われると書きました。

実際に仕事をしてみても、やはり難しいです。
絶対に他の経営企画部のメンバー、上司も頭の回転が早いです。
そんな経営企画部で仕事をすると、気付かないうちにスキルが高まることは間違いないでしょう。

経営企画部は社内でも中心部署。大変な分やりがいも感じられます。
転職や異動を希望している方。
なかなか簡単には入れる部署ではないですが、チャンスがあればやってみて欲しい仕事です。

実際の経営企画部の一日は会社によって違いはあると思います。
参考になれば幸いです。