FP(ファイナンシャルプランナー)資格は経理部の仕事に役立つ!?

会計系の資格としてイメージのあるFP(ファイナンシャルプランナー)。
銀行員や保険会社の人にとってはもはや必須資格ともなっています。

経理部で働く人にとってこのFP資格はどうでしょうか。
まず経理の仕事で役立つ資格といえば簿記が思い浮かびます。

この記事の論点はFPは経理部の仕事に役立つか否か。
記事を書く私自身は不動産会社で働く現役経理マン。

簿記2級は既に学生時代に取得していました。
経理部に異動が決まった際、簿記の他にも経理に役立つ会計資格を取ろうと考えました。
そして、1年間勉強しFP2級を取得しました。

現役経理部員でFP2級取得した私だからこそお伝えできる記事にしたいと思います。
経理部で働きながらFP資格取得をしようか迷っている方、是非読んでみてください。

経理部で役立つ分野と役立たない分野

結論からお伝えするとFP資格は経理部の仕事に関連する部分とそうでない部分があります。
まず、FP試験の出題分野は以下の通り。

A.ライフプランニングと資金計画
B.リスク管理
C.金融資産運用
D.タックスプランニング
E.不動産
F.相続・事業承継 ※FP2級出題分野

経理の仕事で使うのは主に2分野

金融資産運用、タックスプランニングは多少役立つかなと思います。
株などの企業の資金調達は経理部の財務の仕事。
消費税や法人税については経理部の税務の仕事。

仕訳伝票を作れるだけでは経理部としては半人前。
会計だけでなく、財務や税務を理解することで経理の仕事の幅が大きく広がります。

簿記は経理部の基礎知識である会計についてしっかり勉強出来ます。
ただし、財務・税務といった分野はあまり触れない為、FPの方が役立つ面もあります。

その他の分野は役立たない?

リスク管理、不動産、相続・事業承継の分野は経理部の仕事には関連性が少ないでしょう。
しかしながら、人生において役立つ場面は来るはずです。

家を買うとき、生命保険に加入するとき、相続をするとき…
プロに任せれば良いというものではありません。騙されるかもしれません。
基礎知識をきちんと持っていることで人生損しないで済みます。

経理部の仕事には役立たなくとも、FPを勉強しておいて良かったと思えるのではないでしょうか。











経理部でFP資格を持っている人は多い?

あまり多くない印象です。
10人いて1人いるかどうかくらいです。

簿記については取得者が多く、一般の会社の経理部員であれば半分以上の人は簿記取得者ではないでしょうか。

それはつまり、簿記は経理部の仕事において絶対に役立つ資格であり、
FPは経理部の仕事においてマストではない資格ということが言えるのではないでしょうか。

逆に言うと、だからこそ希少性があります。
簿記は経理部で持っていて当たり前の資格。(簿記1級は別ですが…)

FP資格を持っていることは付加価値になります。
他の経理部員が知らない分野の知識を持っているアピールにもなります。

社会保険の知識が深まる

会社員であれば誰でも関連のある社会保険。
なんとなく理解していると思い込んでいる社会保険。

会社では人事、総務、勤労などの担当者が社会保険の管理をしているケースが多いと思います。
これらの資金繰りや仕訳作成などを行う経理部としては知識があった方が役立ちます。

法人契約の保険プランなどがわかる

全くもって知らなかった団体保険やハーフタックスプランなどの企業保険のことを学べます。

何も分からない保険の仕訳作成をするより中身が分かっているだけで一目置かれます。
FPでは個人保険がメインですがFP2級では法人契約の保険も多く出題されます。

他の経理部員と差をつけることが出来るでしょう。

FP資格を名刺に載せることは出来る?

十分出来ると思います。
ただし、FP2級以上に限ります。

銀行員、リース会社、他社の経理部などと名刺交換の際アピールになるでしょう。
私も名刺に記載していますが、軽く話題になったこともあります。

FP2級取得であれば、
「2級FP技能士」
「2級ファイナンシャルプランニンナー」
と名刺に記載が出来ます。 ※詳しくは日本FP協会HPをご覧ください。

名刺に記載する資格がない人はFP取得することも良いと思います。
経理部でファイナンシャルプランナーと名刺に記載があれば少し箔がつきます。

簿記は名刺に記載できる?

簿記は検定なので1級であっても名刺に記載する資格ではありません。
実際、私はFPは名刺に記載しても簿記を名刺に記載することはありませんし、名刺交換した際にも見たことがありません。

TOEICや英検と一緒です。
名刺に「TOEIC900点」と載せる人はいませんよね。
「自慢したいのかコイツは!」とツッコミたくなります。

ただし、簿記は履歴書には大きくアピール出来るので転職の際には有利なのは言うまでもありません。
※FP資格も履歴書に欠けますが、企業の採用条件で「簿記●級以上」はよく見ますが、
FPを条件としていることはあまり見たことがありません。

まとめ:簿記取得後にFP取得はオススメ

経理部の仕事のベースになる簿記2級資格取得後、FPを勉強するのは良いと思います。
他の経理部員と違った長所になります。

ただし、経理部の仕事の為だけにFP資格取得はオススメしません。
経理部の仕事+プライベートにも役立つ資格と思って取得すると良いでしょう。

また、経理部としてFP資格を持っていることは、
「税金に詳しい経理部員」
「勉強熱心な経理部員」
「お金のことは何でも知っている経理部員」

といったプラスなイメージが付くことでしょう。

FP2級もそこまで難易度が高い資格ではない為、空き時間などで勉強を積んで取得するメリットはあります。
経理部の皆さん、是非FP資格にチャレンジしてみましょう。