【体験談】営業から経理に異動して後悔したこと、ツライこと

私は不動産営業マンから社内異動を経て経理職で働いています。
営業職時代は厳しいノルマや真夏の暑い中の外回りがしんどくて、「経理のような内勤はラクで良いなー」と羨ましがっていました。

そんな営業職の私が経理職になって今、思うことは「経理に異動して良かったこともあれば、良くないこともある」ということ。どちらも一長一短です。

私自身の体験談より、経理に異動して後悔したことやツライことだけをまとめます。
経理に異動や転職を考えている営業マンの皆さんの参考になればいいなーと思います。

デスクワークならでは?太りやすくなったこと。

経理に異動して最も後悔したことはコレかもしれません。
とてつもなく日常生活の活動量が減ります。

外出も出張もなくて良いのはラクですが、経理はとにかくデスクの上で数字を見て電卓とキーボードを叩くばかり。
歩くのはデスクとコピー機の往復が最も多いのではないでしょうか。

1日中座っているのでカロリー消費量はかなり減ります。
営業マン時代と同じ食生活をしていては太る一方です。
(実際、営業から経理に異動して激太りした人を何人も見ています…)

あまり外見や服装にも気を遣わなくなったことも1つの要因かもしれません。
営業マンであれば売上を取るためにも身だしなみを整える必要がありますし、初対面の人とも沢山会う為に毎日のように服装を考えていました。
ところが、経理に異動すると社外の人と会う機会は激減します。(コレ本当に感じます。名刺交換すらしなくなります。)
毎日同じメンバーと顔合わせるだけなのに、いちいち身だしなみまで気にしなくなります。
こういったところから太りやすくなるのでしょう。

営業から経理に異動したら同じ食生活をしていたら確実に太ります。
覚悟して気を引き締めましょう。











電卓打ってるだけなのに?謎に体が痛くなったこと。

人間の身体は不思議です。使わなくても痛くなります。

デスクワークで同じ姿勢で居続けると、肩こり、腰痛、膝痛が…
凝り固まった筋肉が痛みを呼び起こします。
デスクワークは寿命を縮めると言います。ある意味では肉体労働に匹敵するくらい体をイジメていると言えます。

また、経理で最も多いのは頭痛や眼精疲労です。
数字ばかり見ているとストレスで頭は痛くなりますし、パソコン画面ばかり見ていると眼精疲労になります。

経理に異動したての頃はパソコン画面を1日中眺めているのがしんどくてしんどくて、毎日ツライ想いをしました…
(いつかは慣れてしまいますが、視力が低下する人もいます)

繁忙期の経理をナメちゃあかん。残業時間が増えたこと。

営業マン時代は全く知りませんでしたが、経理は想像以上に激務でした。
(デスクワーク = 定時上がりのイメージもありました)

私の場合は、営業職時代の残業時間は月平均20時間程度でしたが経理に異動して月平均40時間程度まで倍増しました。
(もっとも営業マンはサボりもあったので明確な残業時間は計測しにくいですが…)

残業時間月40時間と言うと1日2時間残業。毎日20時帰りと考えてはいけません。
経理は月の中で繁忙期と閑散期がハッキリわかれます。
月中の落ち着いた時期には定時上がりやフレックス退社で定時前に帰ったりする反面、決算である月末月初には連日終電帰りやタクシー帰りになることも。
これは営業職以上に体力も精神力も疲労します…

会社によって大きく変わりますが、経理は激務部署だということは認識しておきましょう。

営業ノルマはなくても、経理には別のストレスが…

私はストレスに弱いタイプの人間だと自負しています。
営業マンなら必ず目標数値(いわばノルマ)を課せられます。
目標に届かなそうだと仕事の夢を見ることもしばしば。

経理に異動すれば、確かに数値的なノルマはなくなりました。
しかし、経理の世界には営業マン以上の異種のストレスがありました。
いや、むしろ経理はストレスの山でした。

お金に関する仕事はミスは許されないし、仕事の難易度は高すぎるし、決算期はトイレに行く暇もないほどスピードに追われるし…
特に経理に異動したての頃は毎日のように怒られました。

こんなに毎日怒られるなんて、経理向いてないんじゃないか…
営業の頃はバリバリひとりで仕事こなしてたのに..

営業時代の常識は経理では通用しません。
仕事ができない無力さに病みそうにもなりました…

営業マン時代のように和気あいあいと雑談している暇はほとんどありません。
経理のストレスについては別記事にまとめています。

【関連記事】経理部のストレスは営業職以上!?ストレスを感じる瞬間

あの快感が…サボりができなくなったこと。

営業マンの醍醐味と言えば、サボり!
(マジメに働いている営業マンの方、ごめんなさい)
移動時間の合間にテキトーにサボることができます。
どうしても疲れて休みたければ空打ち営業をしてサボってもバレない会社もあるでしょう。

サボりではなくても、営業マンにとっては移動時間はホッと休憩できるひとときだったりしますよね。

経理は外出も少なく、部内でのスケジュール共有もしっかりとされているのでサボりは至難の業。
昼休み以外は休むことなくひたすらに数字を見続けなくてはなりません。
ましてやサボったところで自分の仕事は減らず帰宅時間が遅くなるだけであまり良いことはありません。

たまに疲れてサボりたいなーと思ってもせいぜいトイレの個室でスマホいじるくらいです。悲しい…

土日も勉強!経理はとにかく勉強し続けなくてはならない!

営業マンは特別な資格や専門知識は不要です。
もちろん、自社の商品や競合他社の商品についての知識は必要ですが休日まで勉強に充てることはありませんでした。
(一部の業界の営業職では土日に勉強が必要ということもありますが、一般的には少ないでしょう。)

経理には会計・財務・税務などの専門知識が必要です。
とても奥深く、何十年も経理で働くベテラン・経理部長クラスでも知らないことは沢山あります。
一度勉強しても税法や会計基準の更新があれば学びなおさなくてはなりません。
経理業務は営業マンが思うほど単純ではありません。

実務経験を積みながら学べることは沢山ありますが、それだけではとても追いつきません。
上を目指す経理マンなら土日や仕事後の時間を使って知識を習得し続けなくてはなりません。

特に簿記の知識は必須です。

日商簿記2級をほぼ強制的に取得を命じられる会社もあるとか。
私の会社も経理部で簿記未取得者は3級を受けさせられていました。
会社の費用で資格学校に通わせてもらっているのは羨ましい話ですが、通うのは土日や平日仕事後です。

でも勉強できるのは良いことですし、成長を感じられる仕事とポジティブに捉えていますが。
休日に勉強することをストレスと感じなければ経理に向いているかもしれません。

経理は同じメンバーとの顔合わせばかり!新たな出会いがない!

営業マンは取引先の多くの方と出会い、懇親会などでも多くの会社の人と出会います。
社内であっても営業メンバーの入れ替わりは激しく、出会いの多い職種と言えるでしょう。

先述のとおり、経理は外出も接待も懇親会もあまりありません。
社内で同じ顔ぶれの経理部メンバーとばかり仕事をします。
経理は専門職であるが故に他部署からの異動でのメンバー入れ替えは少ない部署です。
(つまりメンバーと馬が合わないと最悪です)

独身であれば異性との出会いも欲しいところ。
この点でも当然にして営業マンのほうが出会いのきっかけが沢山あります。
取引先と合コンしたり、長期出張先で出会った女性と恋したりもしました。

部内メンバーの年齢層も営業職のほうが若く、経理は年齢層高め。
若いメンバー内で仕事をしているほうが飲み会の誘いや紹介など出会いのきっかけも増えますね。

デスクの上では価値観が広がらない…

ふと思うことが、「営業マン時代は毎日新鮮で刺激的だったなー」ということ。
色々な土地に行き、営業廻り中は上司や同僚とランチして雑談し、色々な会社に行き人と出会い、ドキドキしながら商談し…
こんなことを繰り返すうちに社会勉強となり、価値観が広がります。

出張は大変でも思い出になりますし、極端な言い方をすれば会社の経費で国内外に旅行に行けるのは営業マンの大きなメリットでもあります。

もちろん、経理でも学ぶことは沢山あります。
会社経営についてとても勉強になる部署であることは断言できます。
とはいえ、デスクの上で数字や資料から俯瞰で学ぶばかりでそこには「人の顔」が浮かびません。

経理はやりがいを見つけにくい仕事。

そもそも経理の仕事をしたくて入社した人は別として、営業や企画などの仕事をしたくて入社した人にとっては経理はやりがいを見つけにくい部署です。

営業とか企画ってドラマにもなりますよね。
必死に努力する姿や試行錯誤してトラブル解決する姿は絵になりますし、やりがいのある仕事です。
ツラくても成功した時のことを想像して歯を食いしばることができます。

ご想像のとおり経理の仕事は地道極まりないものです。
ドラマになるような事件は起こりませんし、やりがいを感じることは難しいです。

まぁそんな経理でもささやかなやりがいはあります。
こちらも別記事にまとめていますのでご覧ください。

【関連記事】経理部の仕事はつまらない?経理部で仕事のやりがいを感じる瞬間

売上がない反面!?経理は評価されにくい…

営業マンであれば売上成績に比例して評価、昇給、昇進、ボーナス査定に反映されるでしょう。

一方、経理は評価基準自体が非常に曖昧です。
当然にして売上はない為、「●●の業務ができるようになった」とか「●●業務のスピードアップした」とか数字を扱う経理なのに評価基準だけは数字で測りにくい曖昧なものばかり。
新人経理マンがベテラン経理マンに勝てることはなく、堅実に実務経験を積んで信頼を得ることでしか評価されにくい部署です。

経理は褒められることはなくても、ミスしたら重大な責任を負う部署です。
営業マンなら商談に成功したら褒められ評価に反映、失敗しても「よく頑張った!次また頑張れば良い!」と評価されることすらあります。
経理の送金業務は成功して当たり前、失敗すれば大問題で責任を負うこととなります。
経理は不公平な評価を受ける部署なのです。

経理はどんなに頑張っても表彰されない。

営業職は成績次第で表彰されることもあります。
表彰されれば給与アップ、昇進、ボーナスアップに繋がります。
何より表彰されるって頑張りを認められた証拠なので嬉しくて仕事のやる気も出ます。

経理は売上がありません。成績もないようなものです。
決算業務をしても、ミスなく税金を納めても、売掛金を全回収しても表彰されるはずもありません。
経理は表彰対象外の部署といっても良いでしょう。

同期が表彰されているのを社報で見て羨ましがるばかり。
かといって、経理でどんなに頑張っても表彰されるのは難しいでしょう。

会社の経費で飲めなくなったこと。

経理マンに接待はありません。
(あったらちょっとヤバいニオイが…)
営業職は取引先の接待、部内打ち上げ、業界懇親会など様々な飲み会があります。
これらの飲み会は営業マンにとっては売上を取るための「必要経費」として予算組されます。
経費で飲みに行くということは、タダで美味しいお酒やご飯が食べれるということです。

一方、経理は売上をつくれない管理部門です。
会社の経費で飲みにいく予算はありません。

営業マンが楽しく飲みに行った経費精算を深夜残業でカップラーメンを食べながら伝票処理しているときは悲しくなる瞬間です…

経理は会社の費用をコントロールする立場です。
ガンガン会社経費で飲みにいくなんてことはありません。
経理が交際費使い過ぎで税務調査に引っかかるなんて恥ずかしい話は避けたいですからね。

【男性あるある】営業マンよりも地味でモテない?

こちらは男性あるあるです。経理はあまりモテる仕事ではありません。
(これが公認会計士とか税理士のようなステータスがあれば話は変わってきますが…)
これは合コンや飲み会に行けばわかることです。

営業マンの女性からのイメージって良いと思います。
「男らしい、爽やか、コミュニケーション能力がある」などのイメージがあるはずです。

自己紹介で「経理の仕事してます」と言っても、「へー」だけで会話は盛り上がりません。
(凄くもなければ面白くもないんですよね。自分でもよくわかります。)

そもそも経理ってドラマでも出ないしイメージがないんですよね。
経理男性イメージを強いて言えば、「細かい・ネチネチしてる」感じで、映像化すれば、「銀縁メガネで電卓叩いてる」感じじゃないでしょうか。

【さいごに】営業から経理に異動したことを後悔しているわけではない。

ただただ私の体験談をまとめただけなのにかなりのボリュームになってしまいました。
(これも経理ストレスでしょうか)

たしかに営業職時代は良かったなーと思うことは多々あります。
ただ、当記事はあくまでも「営業から経理に異動して後悔したこと、ツライこと」だけにフォーカスして書いたものです。

もちろん、営業よりも経理のほうが良いところも沢山あります。
それに何より、経理は誰でも務まる仕事ではありません!

取ってつけたようですが、私自身は営業から経理に異動して後悔はしてません。