経理の転職に有利な資格!メジャーからマイナーまで資格一覧

経理で転職したいなら、履歴書や職務経歴書に資格を書いてアピールすべきです。

資格なんか転職に役に立たないって意見もあるけど、実際はどうなの?
「経理の場合」は他職種より資格が重要です。
それはどこの会社も経理業務は似ているので、資格がその人を計るものさしになるからですよ。

もちろん実務経験は最も大切です。
営業職の場合は次に大切なのは「仕事の実績」でしょう。
経理の場合は実績を計測しにくい為、資格が優位に立ちます。
だからこそ、履歴書や職務経歴書に書ける資格は2つ以上は持っていると良いでしょう。

実は、経理の転職に役立つ資格は数多く、ジャンルも幅広いのです。
メジャーな資格から名前も知らないマイナー資格まで重要順に網羅した一覧をまとめます。
※ジャンル毎にわけていますが重複している資格もあります。

経理転職に絶対役立つ!会計資格一覧

【高評価】
公認会計士
税理士
日商簿記検定1級

【中評価】
日商簿記検定2級
全経簿記上級
ビジネス会計検定1級
全経簿記1級
全商簿記1級
FASS(経理・財務検定)Aランク

経理の資格として真っ先に思いつくのはメジャー資格の日商簿記検定でしょう。
簿記検定には日商の他に全経、全商もありますが最もメジャーで転職評価も高いのが日商簿記です。
転職活動をはじめる前に日商簿記2級は取得しておきたいところ。

簿記1級を採用要件としている企業が少ない為に「簿記1級は使えない」なんてウワサもありますが、そんなことはありません。
簿記の最高峰である1級は必ず評価されるでしょう。











専門知識をアピールできる税務資格一覧

【高評価】
税理士
FP1級
CFP

【中評価】
FP2級
AFP

経理マンとしては税務にも強くなっておきたいところ。
FPは銀行や金融業界の転職には有利ですが、一般企業の経理職への転職ではあまり評価されません。
オマケ程度に考えましょう。

注目したいのは税理士。
税理士として独立して活動するには資格取得しなければなりませんが、履歴書や職務経歴書に書くのは科目合格でもオッケーです。
経理の転職では科目合格でも十分なアピール材料になります。

転職して経理マネージャーも目差せる財務資格

【高評価】
中小企業診断士
MBA(経営学修士)

【中評価】
FASS(経理・財務検定)Aランク
プロフェッショナルCFO資格
経営士

簿記が決算数値をつくる資格に対し、財務資格は決算数値を分析するものです。

注目したいのはプロフェッショナルCFOというマイナー資格。
経理マンでも知らない人が多い謎の資格です。

将来を見据えた経理マンに!経理国際資格一覧

【高評価】
USCPA(米国公認会計士)
BATIC(コントローラー)
TOEIC(スコア800点以上)
TOEFL(スコアPBT570)

【中評価】
EA(米国税理士)
BATIC(アカウンティングマネージャー)
TOEIC(スコア700点以上)
CMA(米国公認管理会計士)
TOEFL(スコアPBT540)
IFRS(イファース)検定

時代的には国際会計系の資格が熱いと思います。
USCPAは難関資格ですが日本の公認会計士よりはカンタンなのでお金と時間に余裕があればチャレンジしてみる価値はあると思います。

コスパを考えるとBATIC(バティック)のコントローラーを目指すのが良いでしょう。
志望動機を語りにくい経理の転職において、国際会計系の資格取得をしておけば

【関連記事】経理の転職で英語力は必要?外資系以外もBATICが有利

業界を絞った転職なら!業界特有経理資格一覧

【中評価】
1級建設業経理士
1級販売士(リテールマーケティング検定)
2級建設業計理士

建設業の経理なら是非とも取得したい資格が建設業計理士です。
この資格は建設業特有の特殊な経理処理について学びます。
公共工事の入札において1級もしくは2級建設業経理士がいると、入札可否の経営事項審査の評価対象の1つになっています。

また、販売士は小売業の経理転職に役立つ資格です。
会計だけでなく小売業の経営管理全体像を学べる資格で、小売業界では1級は価値が高いです。
「1級●●士」と名の付く資格の中では割と難易度も低く、独学でも1年間勉強すれば合格可能なのも魅力的です。

意外と経理転職に役立つ!その他の資格一覧

【中評価】
Microsoft Office Specialist
ビジネス実務法務検定1級
CIA(公認内部監査人)

経理はパソコンを駆使するので基本的なパソコンスキルがあるか見られます。
特に優先すべきはエクセルなのでMOSのエクセルくらいは取っておいて損はないでしょう。
一週間勉強すれば合格できるくらいカンタンです。

転職での評価は謎…経理系のマイナー資格

【評価不明】
財務報告実務検定
電子会計実務検定
会計フィナンシャル検定
給与計算実務能力検定
経理事務パスポート検定(PASS)
資金繰り診断士
投資診断士
社会福祉会計簿記認定試験
珠算・電卓検定
弥生検定
消費税法能力検定
法人税法能力検定
所得税法能力検定
コンピュータ会計能力検定
農業簿記検定

ほとんど聞いたことのないようなマイナー資格がこんなにありました。
資金繰り診断士や投資診断士、名前はカッコいいですね。
略して診断士?中小企業診断士をにおわせるような資格名です。

あまりにマイナーすぎる資格ばかりを取っても転職で評価はされません。
ただの資格マニアとマイナス評価を食らうだけです。

資格の取り過ぎには注意!

経理で転職したいなら会計関係の資格2から3つ程度あれば十分だと思います。
逆に資格数が多すぎると「資格マニア」とか「資格に頼りすぎ」という悪いイメージを持たれてしまう危険性もあります。

複数の資格にチャレンジするくらいなら税理士、公認会計士、簿記1級などの難関資格にチャレンジしたほうが転職での印象は良いでしょう。
これらの難関資格は科目合格や、「勉強中」というだけでも転職時の評価になる美味しい資格です。

【関連記事】資格マニアは転職不利!自己満にならないアピール術

メジャー会計資格×マイナー会計資格のダブルライセンスがオススメ

転職でアピールするなら、やはりメジャー会計資格1つは持っていたいところ。
ただし、メジャー会計1つではモノ足りません。
たとえば、日商簿記2級だけだと「ありふれた経理マン」です。

そこにもう1つ資格があれば、会計のベース知識を持った上で強みをアピールできます。
ここからは、そんなメジャー会計資格×マイナー会計資格のダブルライセンスの組合せを紹介します。

日商簿記2級 × BATIC(国際会計検定)

日本の簿記ルールをしっかりと理解した上で、国際会計も理解しているのはかなりのアピールポイントになるでしょう。

BATICは全問題が英語で出題されます。
つまりBATICで高スコアを持っていれば英語スキルも評価されます。

外資系企業の経理はもちろん、グローバル化を進めたい日系企業の経理への転職にもオススメの組合せです。

日商簿記2級×プロフェッショナルCFO

会計の強みにプラスして、財務視点を持った経理マンアピールができます。

プロフェッショナルCFOは経理部員でも割と知らないほどマイナー資格です。
でも、「CFO」は知っています。
なんかスゴそうだなーとは思わせられるでしょうし、転職面接でもネタになりそうです。

日商簿記2級 × FP2級

どちらも全然メジャー資格です。すみません。
しかし、簿記だけでは理解できない保険、税務、投資、株などの知識をアピールできます。

実際、FP知識は経理ではそこまで使うことはありませんが、会社によっては経理が保険・給与計算などを担当する会社もあります。
総務や勤労も兼任する要素のある会社の経理では重宝されるでしょう。

公認会計士 × ビジネス実務法務検定

難関資格である公認会計士なら豊富な知識で決算業務だけでなく、監査対応に重宝されます。

監査には会計監査と業務監査の2種類があります。
公認会計士だけでは会計監査には強くても業務監査にはまだまだ弱いです。

ビジネス実務法務検定は企業を取り巻く法務について学びます。
ダブルライセンスすることにより、監査対応のスペシャリストになれます。

税理士 × 中小企業診断士

どちらも難関資格ですが、中小企業診断士はまだまだマイナーな資格です。

税理士は税金や企業会計のスペシャリストとして企業をサポートできます。
しかし、これはあくまでお金の面だけです。

中小企業診断士は経営コンサルティングのスペシャリストです。
税理士と中小企業診断士のダブルライセンスがあれば、お金の面だけでなく経営全般を助言することができ、仕事の幅がグンと広がります。

独立志向の税理士には中小企業診断士のダブルライセンスが有効です。
もちろん、転職市場では最高レベルの評価をもらえるので年収1,000万円も夢じゃないでしょう。

宅建士 × 建築業計理士

建設業、不動産業の経理への転職に有利になります。
しかし、業界経験・実務経験が無い状態で取得は難しいでしょう。

現在これらの業界で働いている人ならダブルライセンスを取ることで簿記1級にも負けないくらい確かな強みになるでしょう。

【さいごに】資格取得は計画的に!

経理で使える資格は他職種に比べてもかなり多く、選択肢が無限にあります。
転職でアピールしたいなら「何故その資格を取ったのか」理由を明確に話せるようにしましょう。
そしてその理由は、自身の職務経歴・将来ビジョンとリンクさせると良いでしょう。

沢山の資格がある分、取得してから「やっぱり自分には必要なかった」となれば時間や費用をムダにすることになります。

せっかく経理という転職しやすい仕事に就いているなら資格取得して年収アップや待遇アップを目指しましょう。
しっかりと資格について調べ、計画的に受験することをオススメします。