経理部の就活!学生がやるべき行動【学部、バイト】

学生のうちから本気で経理の仕事をしたいと考える人はそう多くはありません。
あまり華のある仕事ではありませんし、学生に馴染みのある仕事でもありません。

そんな中、学生のうちに「将来経理の仕事をしたい」とか「経理に興味がある」と感じた時点で一歩リードです。
社会人になってから「営業職でノルマに疲れたから経理部に異動したい」とか「外出や出張がなくてラクそうだから経理部に転職したい」という人は多いですが、時既に遅し。
未経験者は経理部にはカンタンに異動・転職は出来ず、派遣やパートで安月給で経理事務をするくらいになってしまうのが現実です。

将来経理部で活躍したいなら早くから行動したほうが良いです。学生のうちから経理に就職できるよう行動しましょう。

どんな学生が経理部への就職を狙うのか。

学生の就活で人気の職種は企画、人事、広報、マーケティングなど。
ドラマのイメージも強い花形職種です。
学生からも仕事のイメージが沸きやすいことが人気の秘訣です。

勿論、経理も人気職種のひとつです。
しかし、これといってやりたい仕事がなくてラクそうなイメージの事務職ということで経理を志す学生が多いです。

本気でお金のことを勉強している学生は、銀行、証券などの金融系で高年収エリートを狙います。
中には公認会計士や税理士を目指して会計事務所に就職する学生もいます。

一般企業で経理部を目指す学生は意識高い系は少なく、ライバルの少ない狙い目ポジションです。











新卒総合職で経理部配属は極めて少ない。

就活で大手企業を目指すなら異動やジョブローテーション前提の総合職が大多数。
新卒入社では営業職に配属し、経験を積んだのちに適性と希望を加味して経理部に異動になるというケースが多いです。

つまり、新卒入社で大手企業の経理部専門社員は難しいのです。

ただし、人事採用担当者は面接時点で適性を見ています。
「営業で経験を積ませたあと、将来的には経理部に異動させよう。」というキャリアプランを立てています。

就活面接でやりたい仕事を聞かれたときには、「将来的には経理部で働きたい」と希望を告げておくと良いでしょう。
入社3年後に人事部に再度経理部への異動希望を出し、異動できる見込みが無さそうであれば転職を検討しても良いでしょう。

このあと当記事で紹介する行動を取っておけば経理部異動になる可能性はグンと高まります。

経理部に就職するなら何学部?

経理部に就職するのに学部の制限はありません。様々な学部出身の人が経理部で働いています。
文系出身・理系出身どちらも経理部で活躍しています。

それでもやはり、経理部で働くのに有利な学部は存在します。
最も関連深いのは会計学科です。

会計学科は大学によって、商学部、経済学部、経営学部内にあったりします。
ただし会計学科のある大学はそう多くありません。
有名どころでは中央大学、明治大学、日本大学、近畿大学などに会計学科があります。

会計学科ではどんな科目を学ぶの?

その名のとおり会計学に特化した学科です。
会計の世界は非常に奥深く、4年間でも学びきれないほどです。

■会計学科カリキュラムカリキュラム例
・簿記論
・財務諸表論
・会計監査論
・原価計算
・国際会計
・税法
・会計史
・経営管理

たっぷりと会計について学ぶことができます。

とはいえ、社会人になると出身学部はそこまで重要ではありません。
会計学科でなくとも会計系のゼミがあれば狙ってみると良いでしょう!

学生のうちから簿記の勉強を!

経理部で働きたいなら避けて通れないのが簿記の勉強。
学生のうちに簿記の基礎を勉強しておくことが大切です。

■学生のうちに簿記を取得するメリット
・大学の講座で安く受講できる。
・社会人と比較して勉強時間確保がしやすい。
・学生のうちにビジネスの基礎が理解できる。
・経理や金融系への就活は勿論、他職種の就活でも評価されやすい。

本格的に就活が始まってからは忙しくなります。
履歴書の資格欄に簿記を載せる為には早めに勉強したいところ。

可能であれば大学1、2年生のうちには簿記の勉強をはじめましょう。
一方で、社会人経験のない学生だと簿記の内容が馴染みにくくて理解に時間がかかるというデメリットはありますが…

ちなみに、簿記検定には日商簿記検定、全経簿記検定、全商簿記検定があります。
オススメはメジャーな日商簿記検定です。
(全経簿記のほうが難易度は低く、社会的な評価も低いです)
日商簿記検定を取っておけば敢えて全経簿記や全商簿記を取る必要性はありません。

学生のうちに簿記2級を目指すこと!

日商簿記検定にはランクがあります。
簿記初級から1級までの4ランクにわかれています。

■日商簿記検定の試験レベル
・簿記初級:簿記の基本用語や仕組みが理解できる。
・簿記3級:商店・中小企業の経理事務に役立つ。すべてのビジネスパーソンの基礎知識。
・簿記2級:企業の経営管理ができる。
・簿記1級:税理士・公認会計士の登竜門資格。

基本的には評価に値するのは簿記2級以上。

受験資格はない為、学生でもいきなり簿記1級を受験することもできます。
社会人であれば簿記3級からの勉強をオススメしますが、学生の場合は簿記初級から勉強をはじめることをオススメします。

何故なら、社会経験がない学生にとってはビジネスの動きをイメージすることが難しく、いきなり簿記3級から勉強をはじめると挫折してしまったり、イメージを掴むのに時間がかかってかえって遠回りになるからです。
ただし、これは独学の場合に限ります。

大学の授業や資格講座で簿記がある場合には学生向けにわかりやすく説明してくれるので簿記3級からのスタートも良いでしょう。

イメージは大学1~2年生のうちに簿記3級取得、3年生で簿記2級取得してから就活に臨みましょう。
勿論、就活までに簿記2級が取れればそれに越したことはありませんが、カンタンな資格ではありません。
就活時点では簿記3級合格、簿記2級勉強中(●月受験予定)でも評価に値するでしょう。

経理部就活に役立つアルバイトは?

最も良いのは会計事務所のアルバイトです。
会計事務所とは、企業(もしくは個人)の会計や税務を代行したり相談に乗る事務所。

学生でも会計事務所でアルバイトすることができます。

仕事内容はデータ入力や書類整理などカンタンな雑用業務がメインになりますが、会計の世界を知ることが出来ます。
会計事務所でアルバイトする学生は多くない為、就活で有利になります。
アルバイト経験を基に経理部の志望動機も作れます。

■志望動機例

私は会計事務所でアルバイトをしています。
企業における会計の重要さを肌で感じることができ、将来的には経理の仕事をしたいと考えています。

また、会計事務所のアルバイトで税理士や公認会計士の先生に気に入られることがあれば、会計事務所への正社員就職も可能です。

飲食店や小売店のアルバイトもオススメ!

飲食店や小売店などレジを使うあるバイトでも経理の基礎を学べます。
飲食店バイトならホール、小売店ならレジ担当にしてもらいましょう。

■飲食店、小売店アルバイトで学べる経理知識
・POSレジの仕組み
・現金、クレジットカード、電子マネー等の取扱い
・領収書発行
・収入印紙

企業の経理部がこういった仕事をする訳ではありませんが、現場でのお金のやり取りは経理部の基礎知識として非常に役立ちます。
客として利用するだけではわかりません。学生のうちにバイトすることが大切です。

誰もが知っている大手チェーン店でアルバイトすることをオススメします。
大手チェーンの会計の仕組みは最先端であり、どの会社に就職しても役立つからです。

大手チェーンのアルバイト経験は面接官も興味を持つこと間違いありません。

サークル活動は経理部に役立つ?

会計サークルや研究会に所属する人もいます。勿論、経理部への就活に役立つので興味があれば入ってみましょう。

他のサークルは経理部就活に役立たないかと言えば決してそんなことはありません。
野球、テニス、英会話、バンド、オールラウンドサークル…何サークルでも構いません。

サークルの会計係になりましょう!

一体、サークルの会計係とはどんな仕事をするのでしょうか。

■サークル会計係の役割
・会費の決定
・会費の徴収
・収支予測、収支計画立案
・備品の購入
・会計帳簿の作成
・余剰金の管理
・サークル口座作成と管理

飲み会で会計するだけではありません。
サークルという組織のお金の動きを予測し、計画し、管理するのが仕事です。
お金を管理する重要性は勿論、

会計係はサークル活動の経営幹部。言わばサークルの経理部長ですね。

組織の大きさや扱う金額の桁は違えど、ひとつの組織の会計を担っているという点では会社の経理部とサークル会計係は同じです。
100人規模の巨大サークルの会計係ともなればさらに評価されるでしょう。

サークルの会計係を務めた経験は、経理部の就活で志望動機としてこの上ない武器になります。

■志望動機例

私は100人規模のスポーツサークルの会計係を務めています。
収支計画を立てて運営する難しさとやりがいを知り、経理の仕事に興味を持ちました。

こんな志望動機をベースに会計係を通じて出来たエピソードなどを上手く織り交ぜましょう。

経理も英語の時代!TOEICも勉強しておこう!

昔の経理部のイメージは英語とは無縁でしたが、これからの経理は英語も使えなくてはなりません。

外資系企業の経理部志望なら英語は必須です。
また、外資系でなくとも海外取引のある会社は多いですし、大企業であればグローバル化が重要になります。

TOEIC500点以上を取っておくと就活に有利です。

簿記の勉強と並行して英語を勉強するのは大変ですが、新卒こそ英語力は問われます。
学生のうちから英語力は鍛えておきましょう。

将来、経理部が海外出張に飛び回る時代が到来するかもしれません。

英語×会計の資格もあると経理部就活に有利!

企業のグローバル化が進むにつれ、日本の会計だけ知っていれば良いという時代ではなくなりました。
国際会計を理解しているとさらに需要が高まります。

■国際会計資格
・米国公認会計士(CPA)
・米国税理士(EA)
・BATIC(国際会計検定)
・IFRS(国際財務報告基準検定)

CPA、EAはかなりの難関資格です。
BATICやIFRSは検定なので少しでも高い点数取得が目標になります。

簿記知識と英語力を身に付け、さらに国際会計のルールを理解できれば学生でも高得点を狙えます。

NISAで株をはじめておくこと。

学生のうちから株をはじめることは経理部就活に役立ちます。
株というとギャンブルのイメージが強いかもしれませんが、お金の勉強に最適です。

NISA(ニーサ)とは、一定期間非課税で株や投資信託などの投資が出来る優遇制度で、誰でもカンタンにはじめることができます。
※未成年の学生はジュニアNISAができます。

株をはじめると企業のことがわかります。
ただ経済新聞や四季報を読むのは苦痛かもしれませんが、儲けが自分の小遣いになると思えば一生懸命調べて勉強をします。
そして会社の仕組みやお金の仕組みが自然と理解できます。

学生が就活で内定が欲しい企業は大抵「株式会社」のはずです。
どんな企業も株と関わっている為、株の知識を身につけることは必須なのです。

就活で「株をやっている!」とアピールすることはオススメしませんが、株をやっていることで面接官と話せるだけの知識は得られるはずです。

是非とも多くの業界の株を買ってみましょう。
※株はアルバイト代で買える少額ではじめましょう。

【まとめ】経理部就活の為に学生時代にやるべきこと。

経理部に就職し、活躍する為に学生時代からやることは沢山あります。
時間がどれだけあっても足りないくらいです。今からスタートしましょう!

・会計学科に入る。
・日商簿記検定3級以上取得。
・TOEIC500点以上取得。
・英文会計資格取得。
・サークルの会計係を務める。
・会計事務所でアルバイトする。
・大手チェーンの飲食店、小売店でアルバイトする。
・NISAで株をはじめる。

勿論、全てが必須というわけではありません。
ひとつでも多くやっておくことで経理部就活に有利になります。出来れば半分以上はチャレンジしておきましょう。

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