【2019年版】経理部の今後の将来性は?働き方は?予測してみた。

一生働けるスキルとして経理部の仕事は古くから人気がありました。
法改正などもあり変化はあるものの、会計の基礎、簿記の原則は変わらずどこの会社に行っても使える普遍的なスキルを学べる経理部は一生安泰な仕事でもありました。

しかし、時代は変わりつつあります。
これまで当たり前とされてきた経理の常識がひっくり返され、経理部を取り巻く環境は大きく変わっていきます。

最終的には会社から経理部はなくなり、経理という仕事自体がなくなります。
経理部の今後はどうなっていくのか。
生き延びていくにはどうしたら良いのかをシミュレーションしていきます。

【2年後】経費精算はなくなる。

社員が立て替えたお金を精算する経費精算のシステムはなくなっていくでしょう。

まずは経理部以外の社員が経費精算などに時間を割いて本業の営業や企画が出来なくなっている現状にメスが入ります。
例えば営業マン。日中は外回りをし、夕方帰社して定時を過ぎてからサービス残業で経費精算の伝票作成。
これまでは良かったかもしれませんが、時代的にも過度な残業やサービス残業はNGになっていきます。
すると営業マンが経費精算をするにはクライアントと会う時間を制限するしかなくなり、売上ダウンになります。

既に導入されている企業もありますが、レシートの写真を撮影するだけで自動的に経費精算される仕組みもメジャー化される可能性があります。
また、現金立替ではなく会社発行のクレジットカード精算に切替ることで履歴が残る為、経費精算をする必要がなくなります。
まだまだカードが使えないお店もある為、完全に浸透しきれないのが現状。

世の中のキャッシュレス化が進むことで経費精算はなくなっていきます。











【4年後】完全ペーパーレスな時代到来。

書類でデスクが埋め尽くされている経理部。でも、そんな時代ももうすぐ終わります。

大量の書類を印刷して捺印し、ミスが発見されればシュレッダーをかけてまた印刷をし、発送作業をする…
既に多くの人がこの作業の非効率さを感じていることでしょう。

請求書も納品書も財務諸表も、すべてデータでのやり取りが可能となります。
企業間のやり取りもスピーディーになり、データの閲覧も倉庫の大量のファイルから探す必要もなくなります。
これにより経理業務に割く時間を圧倒的が削減され、コストダウンします。

難しいのは、法律上の経理書類の保管期限について。
世の中の電子化に伴い、法改正も進み電子上の経理書類保管へと緩和されていくことが同時に進んでいくことでしょう。

【5年後】共通の会計フォーマットの促進。

どこの会社の経理部も似たような業務を行っているにも関わらず、各社で独自のルールが存在しています。
請求書のフォーマットひとつを取っても会社によって様々。
これを日本共通、いや世界共通のフォーマットにしていけば経理業務はスムーズになります。

完全に電子上での経理のやり取りが完結するようにする為に、フォーマットの共通化や経理ルールの統一が進んでいきます。

会計ソフト会社が力を持ち、生き残った会社のフォーマットで統一されていくこととなるでしょう。

【7年後】社内の経理業務は大幅削減され、外注が当たり前の世の中に。

経費精算、出納帳管理、支払業務などの基礎的な会計業務についてはフォーマットや経理ルールの共通化により、外注しやすくなっていきます。

経理部の仕事自体がどんどんなくなっていき、激務のイメージも強かった経理部はどこへやら。
多くの会社の経理部員は残業せずに定時退社になります。

すると、会社は人件費削減の為に社内に正社員の経理部を置く必要がなく外注することでコストカットを試みます。
経理業務外注会社や、クラウドワークスでのフリーランス経理マンも流行するかもしれません。

決算期以外の経理業務はかなり減ってくるので、こうした外注も決算期だけ需要が高まり高額になります。
会計年度を変更することであえて決算期をズラし、経理外注費を抑える会社も出てくるかもしれません。
経理部員が伝票処理を行うことはかなり減るでしょうが、外注先の担当者との調整役は経理部が担うでしょう。

【8年後】ロボットによる経理業務化。

経理のルーティン業務は完全にロボットにお任せ。
税務関係や固定資産関係のややこしい処理もAIの発達によりロボットが大部分をカバーできるようになります。

人間が数字ひとつひとつをチェックして電卓を叩くよりロボットが仕事した方が確実でスピードも高いです。

この頃に経理部員はどういった仕事をするのでしょうか。

・ロボットが作った経理書類チェック
・経理ロボット開発の要件定義
・財務(資金計画、投資案、予算案等の策定)

こんなところが経理部の役回りになるでしょう。

【10年後】BIにより財務の意思決定もロボットに。

BI(Business Intelligence)とは、企業の情報システムなどで蓄積される膨大な業務データを、利用者が自らの必要に応じて分析・加工し、業務や経営の意思決定に活用する手法のこと。

「どれくらい借入をしどれくらい自己資本で賄おうか」
「株式増資はどうしようか」
「どの事業に投資しようか。その場合のキャッシュフローのシミュレーションはどうなるのか。」

上記のようなことも、会社のデータがすべて入ったシステム内で意思決定してくれるようになります。
今会社がどういう施策を打ち出せば良いのか、データを基にした最適な判断はロボットが案を出してくれます。
経理部はロボットが出した財務活動案を承認するかの最終的な意思決定をするだけです。

ただし、会社のデータは蓄積されても競合他社のデータはなかなか拾えません。
ここは人間の力で分析する必要がありそうです。

【15年後】もはや会社もなければ仕事も不要?

「労働力=ロボット」の時代がやってきます。
もはや人間が働くという当たり前の概念さえ15年後にはなくなっているかもしれません。

経理部長は部下は全員経理ロボット??
いやいや、むしろ管理職もロボットかもしれません。
SFのような世界がもう近くに来ています。






【まとめ】経理部員として生き残るには?

経理部に将来性がないという訳ではありません。
企業経営においてお金に関する仕事がなくなるということは絶対に有り得ません。

経理の単純作業はなくなりますが、お金に関する仕事が完全になくなることはありません。

いくらロボットが発達しようと、そのロボットをコントロールするにも財務活動の最終的な意思決定をするのも経理知識のある人間が行うことには変わりないでしょう。

では、財務のスキルだけあれば良く、会計のスキルは不要かと言うとそんなこともありません。
伝票作成や経費精算の業務フローを理解している存在はむしろ貴重な存在となるでしょう。
自分の手を動かして伝票作成をし、体で会計のスキルを身に着けた人間はこの先減っていく為、より重宝されます。

経理部の今後についての予測、果たしてどれだけ合っているかが楽しみです。

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