経理部に異動内示が出たらやることリスト

会社の人事異動で経理部(財務部)に内示が出たら、異動までの僅かな期間にやるべきことをまとめた記事です。

当記事を書くのは現役経理部員。
突然、経理部に異動内示が出た時の驚きは今も忘れられません。
経理部を異動希望していた訳でもなかったですし、全く経理関係の仕事をしていた訳でもなかったからです。

内示が告げられてから異動までは僅か3週間でした。
当時の部署の先輩や上司に「経理部に異動なんですけど何を準備しておけば良いですかね?」と相談したところ…
「経理部のことは何も分からないからアドバイス出来ないなー」と言われました。
仕方がないので自分なりに模索しながら、異動までの3週間は前部署の仕事も多忙な中で準備を進めました。

しかし、経理部経験を積んだ今なら「異動内示が出てからこうすれば良かった」と思うことも沢山あります。
当時の反省を踏まえて、書き綴ります。

経理部の上司への挨拶。

異動後にスムーズに仕事をはじめる為には、まず挨拶!
まずは次の部署で心象良く迎え入れてもらう為に、経理部での直属の上司になる人に挨拶しましょう。

挨拶の方法はケースバイケース。
経理部が同じフロアなのであれば直接ご挨拶に伺うのが良いでしょう。
ただし、フロアが違ったり支社や営業所勤務であった場合(経理部は本社にあります)、メールや電話で先に挨拶をしておいて「挨拶に伺ってもよろしいですか?」と聞いてみても良いでしょう。

あくまで内示段階です。
経理部上司の判断で「異動した初日で大丈夫です。」と言われたらそれに従うまでです。
とはいえ、異動前に偶然経理部の人と会ってしまえばこっそり挨拶しておいても問題ないでしょう。











何を準備すべきかは経理部上司に聞いておくこと。

挨拶をしたら、「異動前に何かしておくべきことはありますか?」と聞いてみましょう。
積極的に経理部の仕事の予習をしておく姿勢は上司から見ても好印象でしょう。

あくまで内示段階ですし前部署の仕事や引継ぎが大変なことも経理部上司はわかっているはずなので、「アレもコレも勉強しておいて!」と言われることはあまり無いでしょう。
勿論、言われたことは必ず異動前に準備しておきましょう。

経理部メンバーの顔と名前を覚えておくこと。

社内ポータルサイト等をチェックし、一緒に働く先輩経理部メンバーの顔と名前を覚えておきましょう。
仕事を教えて貰う立場になるので、メンバーの顔と名前を覚えておくことが仕事をスムーズに始める近道です。(どの部署でも同じですが…)
仕事がデキる・デキないよりも人間関係が良好であれば安泰です。

大きい会社であっても経理部は少数精鋭で仕事をしていることが多く、営業部ほどは人数が少ないケースが多いので必ず全員覚えておきましょう。

他の管理部門のメンバーも覚えておくとベター。

経理部は本社の管理部門です。
管理部門は経理部の他に、総務部、法務部、経営企画部、人事部などです。※会社によって部署名は変わります。

管理部門同士仕事上の繋がりが多いので、顔と名前を覚えておくと異動後の仕事がスムーズでしょう。

元々管理部門のメンバーに同期や仲の良い社員がいれば色々情報を貰っておくと良いでしょう。

経理マニュアルをよく読んでおくこと。

マニュアルは絶対的な存在です。
事前に会社の経理部マニュアルを読んでおくことにより、異動後にスムーズに仕事が出来ます。
公開されていない場合には経理部の上司になる人にお願いして取得しましょう。

基本的にマニュアルは誰が読んでもわかるように作られているのが基本ですが、経理未経験の人にとっては理解が難しい内容が多いでしょう。
異動前にマニュアルのすべての内容を熟読し理解することは難しいです。
わからないところは印を付けるなどして残しておきましょう。

経理部異動後に質問しやすくなることは勿論、後々にマニュアル改変するときにも役立ちます。
経理未経験の人にとってどこがわかりにくいのかを残すことは非常に大切で、経験を積んでからは出来ない作業です。
これは経理部の先輩社員には決して出来ないことなのです。

経理部に異動後に読んでも良いのですが、忙しくなるとなかなか時間を割けないものです。
もし異動前に時間が取れるのであればしっかり読んでおきましょう。

簿記3級のテキストを読んでおくこと。

既に簿記検定の資格を取得している人は別として、簿記の勉強をしたことがない人はまず日商簿記3級のテキストを読みましょう。
(簿記4級もありますが、社会人経験がある人ならいきなり3級からで全く問題ないかと思います。)

経理部の仕事の基礎は会計の仕訳の仕組みを理解出来ないと話になりません。
異動内示が出たら簿記3級のテキストを読み、仕訳だけでも理解しておくと業務習得がスムーズです。

どの会社の経理部も、間違いなく「簿記の原則」に従って会計処理をしています。
「うちの会社の経理部は簿記の勉強しても意味ない」なんてことはまず有り得ませんのでご安心ください。

どこの会社も経理部の業務は忙しく、新人経理部員に手とり足とり全てを教えている時間はありません。
そもそも会社は学校ではありませんから、自ら学ぶことは必須なのです。

会社によっては資格学校に通わせて貰える制度がある可能性も考えられるので、そこは経理部の上司に確認しておくと良いでしょう。

会計に関する書籍も読んでおくと良いかも。

簿記のテキストはあくまで簿記検定に合格することを目標に書かれているものなので、お世辞にも面白いものではありません。

会計に関する書籍というと難しく思えますが、有名企業を事例に挙げた書籍や経理初心者向けの書籍なども書店に行けば沢山目にします。

個人的にはこういった書籍も経理部異動前に1冊は読んでおくことをオススメします。
自分自身の会計のバイブル本として心に残ります。

何を選ぶかは書店で眺めて面白そうと思える本で良いと思います。

自社の決算報告書を見ておくこと。

自分の会社のこととはいえ、意外に決算報告書を見たことがかい人も多いのではないでしょうか。

経理部で仕事をするということは、決算報告書を作成するということです。
会社の決算数値はある程度頭に入れておくと良いでしょう。
まず抑えておくべきは、P/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)です。

経理部の先輩の動きを見ておくこと。

もし経理部の人が同じビルのフロアだったり、仕事ぶりを観察できる機会があるのであればよく見ておきましょう。
経理部の先輩の動きは、異動後に目指すべき姿です。

異動の事情は様々なケースがありますが、もし現経理部メンバーとの入れ替わりで配属されるのであれば、その人の動きには注目すべきです。
業務を引継ぐことになるはずなので、自分自身が異動後にやるべきことがリアルに見えるからです。

知人で経理部で働いている人に話を聞くこと。

友人や親戚など、経理部で働いている人が1人くらいは必ずいると思います。
先述しているとおり、経理部の仕事は会社が違えど似ています。
経理部のやりがいや悩みも似ていますし、それこそ経理部異動前にやるべきことを教えてくれるでしょう。

会社の人にはなかなか聞けないことも、他社で働く経理部の人には聞きやすいはずです。
社外の経理部の人とのネットワークを作ることも大切なことです。

電卓を買っておくこと。

経理部の最大の商売道具は電卓です。
野球選手がグローブを大事にし、営業マンが靴を大事にするように…
経理マンは電卓が命です。

異動前の部署でも電卓くらいは使っていたでしょうが、経理部ならちょっと良い電卓を買いましょう。
1万円前後の電卓がオススメです。

また、電卓の使い方もマスターしておきましょう。
経理部異動後に上司が手取り足取り電卓の使い方を教えてくれる訳ではありません。
異動後の仕事をスムーズにする為にも電卓の予習をしておきましょう。











さいごに

会計や財務の世界は非常に奥深い世界です。
この記事で紹介したことは、経理部異動内示が出たらやることをオススメしますが、準備しすぎもホドホドに。

大量のマニュアル、決算報告書、簿記のテキスト…
全てを理解するのはハッキリ言って無理です。

経理部に異動してから実務経験を積むごとにスムーズに理解できるようになるはずなので不安に考え過ぎないようにしましょう。
当然のことですが、まずは異動前の部署の仕事をしっかりとやり遂げることを最優先にし、余力のある時間で経理部異動の準備を進めていきましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」です。

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